ミケル・アルテタ監督のもとで復活を目指すアーセナル。現在10位とプレミアリーグで苦しんでいる。
『talkSPORT』による「ダヴィド・ルイスとともにアーセナルがこの夏に売るべき9人」を見てみよう。
ピエール・オーバメヤング
31歳になったばかりの彼はキャリアでもう一度大きな移籍をしうるはずだ。
ラウタロ・マルティネスを狙うバルセロナだが、オーバメヤングも獲得候補のひとりとされている。
アーセナルはシンプルにオファーを受け入れ、移籍金をできる限り取り戻すべきだ。早く移籍させることができなければ、メスト・エジルのような状況に陥りうる。
ソクラティス・パパスタソプロス
ダヴィド・ルイスが出場停止、パブロ・マリが怪我となるなか、パパスタソプロスは残りシーズンで重要な存在になりうる。
だが、彼が自信に満ちた姿だったことは一度もない。中断前にアルテタ監督の寵愛を失った31歳のDFは退団に向かいうるだろう。契約も2021年で満了になる。
シュコドラン・ムスタフィ
ソクラティス同様に彼も今季の残り試合では重要な役割を担うかもしれないが、アーセナルでの将来は不透明なままだ。
2016年の加入以降、一貫性のなさと突飛なミスでグーナーたちを怒らせてきたムスタフィ。すでに母国への復帰も仄めかしているが…。
コンスタンティノス・マヴロパノス
アーセン・ヴェンゲル体制の最後に印象的なプレーを見せたギリシャ人DF。だが、現在はアーセナルでの未来について精査されている。
1月にドイツ2部ニュルンベルクにローンに移籍し、短期間ながら好パフォーマンスを披露。ブンデスリーガの5クラブが関心を示しているとも。
セアド・コラシナツ
2017年にシャルケからフリー移籍してきた彼は、週10万ポンド(1324万円)という高級稼ぎとなった。
アルテタ監督が4バックを好むこと、キーラン・ティアーニーがフィットネスを取り戻しつつあることを考えれば、控えサイドバックとしては天文学的な給与に思える。
コラシナツを除名して、契約切れが近い逸材ブカヨ・サカと契約延長することが、クラブにとって素晴らしいビジネスのはずだ。
ルーカス・トレイラ
グラニット・ジャカがあのパレス戦でグーナーと衝突した際、トレイラは戻る方法をうまく見つけたかに思われた。
前指揮官ウナイ・エメリのお気に入りだった彼は、アーセナルの問題を解決する答えのように見えたからだ。
だが、ジャカが戻ってきたこと、コロナ危機によって買い手が不足してることを考えれば、トレイラを退団させるのがよりありうる選択肢に思える。実際、セリエAへの復帰も噂されているが…。
エインズリー・メイトランド=ナイルズ
ほぼ3年間も本職ではないサイドバックで起用されてきたメイトランド=ナイルズだが、完全移籍で退団しうるかもしれない。
22歳の彼は2023年まで契約があるが、アルテタのお気に入りではない。
6歳からアーセナルに所属してきたので退団は非常にタフかもしれない。だが、適正ポジションでプレータイムが得られていないため、退団するのが全ての関係者にとっていいはずだ。
メスト・エジル
彼に対してどんな個人的意見を持っていたとしても、一選手が絶え間なくこき下ろされるのは見ていて辛いものだ。
ストレスの溜まる状況になっているエジルはアーセナルから離れる必要がある。
アルテタのもとで最高の選手になると歓迎されたものの、今では批評家たちからチームを弱体化させる存在として見られている。
好調時の彼は最高のプレーメイカーだ。だが今季はプレー1分につき8000ポンド(105万円)というコストがかかっており、その高給は処理する必要がある。エジル自身もあと数年はキャリアを楽しむべきだ。
アレクサンドル・ラカゼット
21歳のFWエドワード・エンケティアが台頭しつつあり、ラカゼットのアーセナルにおけるキャリアは終わりを告げたように見える。
フランス代表からも除外されている彼はアルテタのお気に入りでもない。自らのキャリアのためにも移籍を求めるべきだ。
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アーセナルが売却しうるのは、オーバメヤングよりもラカゼットだという説もある。ヘントの20歳FWジョナサン・デイヴィッドの獲得話もあり、ラカゼットの売却はチーム再建のスタートをよりよいものにしうる。