2020年のマイルストーン達成候補者 プーホルス、トラウトなど

異例の60試合制で開催されることになった2020年シーズンだが、様々なマイルストーンが達成される可能性は残されている。メジャーリーグ公式サイトのサラ・ラングスは、2020年シーズン中または来年以降に達成される可能性がある主なマイルストーンを紹介している。

アルバート・プーホルス(エンゼルス)は昨年終了時点で通算656本塁打、2075打点を記録。あと4本塁打で歴代5位のウィリー・メイズ、あと11打点で歴代2位のアレックス・ロドリゲスに並ぶ。また、通算3202安打は歴代14位にランクインしており、13位のナップ・ラジョイまで50安打、12位のエディ・マレーまで53安打、11位のメイズまで81安打となっている。

ミゲル・カブレラ(タイガース)は通算477本塁打、2815安打を記録しているが、60試合で23本塁打、185安打を積み上げるのは難しいだろう。通算500本塁打と3000安打の達成は2021年に持ち越しとなりそうだ。

マイク・トラウト(エンゼルス)はあと15本塁打で通算300本塁打を達成する。28歳のシーズンまでに300本塁打に到達すれば史上11人目の快挙。トラウトの実力を考えれば、60試合で15本塁打は十分に達成可能な数字だろう。

投手では、マックス・シャーザー(ナショナルズ)が通算3000奪三振まであと308、クレイトン・カーショウ(ドジャース)が通算2500奪三振まであと36に迫っている。シャーザーの大台到達は間違いなく2021年に持ち越しとなるが、カーショウは故障さえなければ左腕で史上11人目となる通算2500奪三振を達成するだろう。

アロルディス・チャップマン(ヤンキース)は通算300セーブまであと27、ジョン・レスター(カブス)は通算200勝まであと10に迫っているが、こちらもシャーザー同様、快挙達成は2021年に持ち越しとなる可能性が極めて高い。

ヤディアー・モリーナ(カージナルス)は、捕手としての出場試合数が2000の大台まであと53試合となっている。60試合中53試合に出場するのは、162試合に換算すると143試合に相当するが、モリーナは2016年に146試合に出場した実績があるため、決して実現不可能な数字ではない。今年中にトニー・ペーニャ(1950試合)、来年にはジェイソン・ケンドール(2025試合)とゲーリー・カーター(2056試合)を追い抜き、捕手としての出場試合数で歴代4位に躍り出ることになりそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.