【新型コロナ】高校野球独自大会、組み合わせ決定

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止になった高校野球・甲子園大会に代わる和歌山県独自の大会の組み合わせ抽選会がきょう(6/26)、和歌山市で開かれ、出場する39校の組み合わせが決まりました。

今年は、顧問がくじを引いて対戦相手が決まる

組み合わせ抽選会は、きょう午後3時から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛12階の会議室で開かれ、39校の野球部の顧問らが出席しました。

独自の大会は、来月(7月)18日から開かれますが、今年は、高校の夏休みが極端に短いため、大会期間中に定期試験が行われる高校が多く、きょうの抽選会は、例年と違って、それぞれの高校が試験の日程と重ならないよう9つのグループに分けて抽選が行われ、キャプテンに代わって顧問らがくじをひきました。

抽選は、机に並べたカードを引く形で行われ、試験日などの関係で野球部の練習再開が最も遅くなる和歌山高専からスタートしました。

くじ引きは和高専から始まったが、選択肢は3つだけ。

その結果、開幕試合は、南部龍神 対 耐久となり、開幕にあたって開かれる開始式では、南部龍神の髙垣公彰(たかがき・こうしょう)キャプテンが選手宣誓することになりました。

また、去年夏の和歌山大会を制し、今年春のセンバツ甲子園大会にも出場する予定だった智辯和歌山は、初戦で南部と対戦することになりました。

智弁和歌山の塩健一郎(しお・けんいちろう)部長は、「春も夏も大会がなくなった中で、選手も複雑な思いを抱えていたと思いますが、チーム全員でこの大会の優勝を目指してもう一度、頑張ろうということで、練習を再開しているので、この大会では、負けないという気持ちで戦いたい」と話しました。

一方、開幕試合のくじをひき、選手宣誓をすることになった南部龍神の上田隆也(うえだ・たかや)部長は、「開幕試合は、すごく緊張します。 冗談で開幕試合を引くかもしれないとは話していましたが、本当にひくとは思っていなかったので、キャプテンになんて伝えようかと思っています」と話していました。

「2020 夏 高校野球和歌山大会」は、和歌山市の紀三井寺公園野球場を会場にして7月18日から8月5日までの日程で開かれます。

和歌山放送では、例年通り、すべての試合を実況生中継でお伝えします。

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