松浦鉄道3月期決算 2期連続赤字

 松浦鉄道(MR、佐世保市)は26日、定時株主総会を開いた。2020年3月期決算は新型コロナウイルス感染拡大で3月の乗客数が落ち込んだことなどを受け、純損益は1150万円の赤字となった。赤字は2期連続。
 売上高に当たる営業収益は前期比3.3%減の7億5860万円。うち運輸収入は同2.8%減の6億5720万円だった。3月の乗客数が前年同月と比べて5万6千人減少、年間で6万8千人減となったことが要因。
 営業費用は軽油代の単価下落や修繕費の減少などで前期比5%減の8億5580万円だった。
 今里晴樹社長は「4~6月もコロナの影響で乗客は少なく、今期もかなり厳しい。定期券以外の乗客が戻るよう努力する」としている。

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