DeNAピープルズ、来日初黒星は免れた 猛虎打線にのみ込まれ

【横浜DeNA―阪神】5回5失点で降板した先発のピープルズ=横浜

◆横浜DeNA6-8阪神

 来日初勝利を目指したピープルズが、阪神の掲げる「超積極野球」にのみ込まれた。

 逆転した直後の五回だった。4回3失点の岩貞の代打高山に死球を与え、犠打で得点圏に走者を進められる。糸原に高めに甘く入った直球を同点の適時打とされ、続く糸井には今季初アーチとなる2ランを被弾した。

 この試合まで阪神はリーグワーストの1試合平均1.4得点、打率1割9分3厘と低迷。しかし、ファーストストライクから積極的に振ってくる猛虎打線に捉えられた。

 5回を7安打5失点とゲームをつくれなかった右腕は味方が再逆転して来日初黒星を免れ、「全体的にボールの切れがなく、状態としてはあまりよくなかった。最低限のイニングは稼ぐことができた」と淡々と振り返った。

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