男前なのはどっちだ!? 日産 新型エクストレイル vs トヨタ RAV4 ワイルド系SUVを徹底比較してみた!

日産 新型エクストレイル(4代目) vs トヨタ RAV4 [エクストレイルの画像は北米仕様の新型ローグ2021モデル]

ワイルド系SUV! 日産 新型エクストレイルとトヨタ RAV4のオトコマエ度を比べてみた

オトコマエ度をエクステリアから比較

2020年6月15日、北米で世界初公開された4代目新型エクストレイル。ボディサイズは全長4648mm、全幅1840mm、全高1689mm、ホイールベース2706mm(北米仕様「ローグ」2021年モデル)で、現行型の3代目エクストレイル(T32型)よりも約40mm短く、高さは約50mm程度低くなり、見た目にもスポーティ度を増しています。
2019-2020 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、既に高い評価を集めるトヨタ RAV4の日本デビューは2019年4月。ボディサイズは全長4610mm、全幅1865mm、全高1690mm、ホイールベース2706mm(Adventureグレード)と新型エクストレイルとほぼ同等で、日産がRAV4を相当に意識していることがわかります。

RAV4がオトコマエに徹することが出来た理由とは!?

新型エクストレイルが日本ではなくまず北米向けローグから発表されたのは、市場規模の違いから。ローグが属するミッドサイズSUVクラスは、ライバルのRAV4やホンダ CR-V、スバル フォレスターなどが軒並み北米での販売上位を占め、今最も元気なマーケットなのです。
そんなRAV4は2019年に北米だけで44万台以上を売り、アメリカ国内の新車で最も売れた車種に輝いています。ただ日産もモデル末期ながら、現行型ローグ(エクストレイル・T32型)と兄弟車のローグスポーツ(キャシュカイ)と合わせれば約35万台を販売していて、かなり善戦中ではあります。
興味深いのは、トヨタがRAV4単体ではなく2020年6月デビューの高級SUV、新型ハリアー(写真左はRAV4 PHV)や北米向け3列シートSUVハイランダーの3兄弟で基本構造を共有し展開している点。RAV4がワイルド系に徹することが出来た理由のひとつはそこ。コストは抑えつつ多車種展開するあたり、トヨタらしい巧妙さがニクい限りですね。

上質か、ワイルドに徹するか!? オトコマエ度をインテリアから比較

現行T32型エクストレイルに比べるともはやベツモノ! と思える新型エクストレイル(ローグ)の上質なインテリア。ここはRAV4に対し大きなアドバンテージとなりそうです。9インチのナビモニターのほか、メーターも12.3インチ、さらにヘッドアップディスプレイも10.8インチとインフォテイメント系も充実しています。
北米仕様ではタン、グレー、そしてチャコールの3色から選択できるインテリアカラー。写真のようなキルティング加工が施されたセミアニリンレザーシートまで選ぶことが出来ます。,北米では2.5リッターが先行発表され、e-POWER等の存在は不明。そちらは日本でのデビューに期待! 国内は2021年早々の発売と噂されていますが詳細は不明です。
北米仕様ではタン、グレー、そしてチャコールの3色から選択できるインテリアカラー。写真のようなキルティング加工が施されたセミアニリンレザーシートまで選ぶことが出来ます。,北米では2.5リッターが先行発表され、e-POWER等の存在は不明。そちらは日本でのデビューに期待! 国内は2021年早々の発売と噂されていますが詳細は不明です。
いっぽうRAV4のインテリアは、華美なところはないものの精緻で上質な雰囲気。視界も良好です。アウトドアで活躍するワイルド系SUVとしてはこっちのほうがいい!と感じる方も多いはずです。オーディオはオプションですが、写真の9インチワイドナビなどがセレクトできます。
前後のシート形状が改善され、快適度を増しているのも現行型RAV4の隠れた美点。,リアシートの空間も十分でしかも荷室も広大。この使い勝手の良さもRAV4の魅力です。
前後のシート形状が改善され、快適度を増しているのも現行型RAV4の隠れた美点。,リアシートの空間も十分でしかも荷室も広大。この使い勝手の良さもRAV4の魅力です。

アナタのお好みは、どっち!?

ワイルド系SUVの日産 新型エクストレイルとトヨタ RAV4を比較してみると、それぞれ実に凝った造りで、しかも全方位に渡り配慮が込められていることがわかります。北米のみならず日本でも熾烈な戦いを繰り広げるであろう新型エクストレイルとRAV4、アナタのお好みはどちらですか!?

[筆者:トクダ トオル(MOTA編集部)]

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