喜光寺で秘仏「宇賀神像」特別公開

蓮の名所として知られる奈良市の喜光寺では、秘仏「宇賀神像」が特別公開されています。

「宇賀神像」は、とぐろを巻いて鎌首を持ち上げた蛇の体に、髭をたくわえた老翁の顔を持つ神秘的な仏です。

宇賀神は日本古来の神で七福神の一つ「弁財天」と同一視され、福の神として信仰されてきました。

また、寺では今年の夏限定で「疫病退散銀印」を授与しています。この特別朱印は、魔除けを意味する赤い和紙に、宇賀神の姿をかたどった銀色の印を押したもので、新型コロナウイルス感染症が一日も早く収束するようにとの願いがこめられています。

喜光寺の副住職の小林澤應さんは「新型コロナが世界中に今、蔓延しているわけなんですが、その疫病が早く退散してもらって、この仏様のご功徳を頂けたらありがたいと思っております」と話していました。

秘仏の特別公開と特別朱印の授与は8月16日まで実施されています。

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