アフターコロナにおける新しい映画の楽しみ方。オンラインイベント「ディスカバライブ」7月より順次スタート!

シネマディスカバリーズではミニシアターの全国的な休業を受け名古屋のミニシアター、 シネマスコーレ様と提携を開始したが、 5月23日の営業再開後も当面の期間は同劇場が得意としてきたイベントを組み合わせた作品上映が十分に行えない状況にある。 そこで同劇場の新作公開に合わせ、 監督の過去作の配信にトークショーを組み合わせてライブ配信することで新作をアピール。またオーディオコメンタリーなどイベント型の配信を行う制作者が増えていることを受けて、 配信作品に限りシネマディスカバリーズ内でライブ配信の場を提供することで制作者を応援してく。

また、 8月には、 下向拓生監督作品『センターライン』の生コメンタリー配信+生トークショーや、 他の監督のオンラインイベントも予定されている。

『ディスカバライブ』とは?

本編上映と以下のライブ配信を組み合わせたオンラインイベント。

1.生コメンタリー:作品への想いや制作の裏話を、 監督による生解説つきで鑑賞できる。 時には時間にとらわれることなく映像を止めながら、 監督に心ゆくまでお話しいただく。

2.生Q&Aコーナー:チャット機能を使って、 視聴者から出た質問に監督にお答えいただく。

3.アフタートークショー:監督や出演者のほか、 時には映画監督、 シアターの支配人、 映画ライターといったゲストが参加し、 作品を振り返る。 合わせて新作情報もお話しいただく。

7月の開催予定( ※視聴には有料会員登録が必要になります。 )

7/11(土)19時半

原一男監督作品『ゆきゆきて、 神軍』:監督による生コメンタリー配信・生Q&Aコーナー

7/10(金)21時、 7/19(日)17時

城定秀夫監督作品『マッドムービー』:監督とシネマスコーレ副支配人坪井篤史氏によるアフタートークショー(収録)

7/12(日)17時、 7/17(金)21時

城定秀夫監督作品『韓国に嫁いだ女』:監督とシネマスコーレ副支配人坪井篤史氏によるアフタートークショー(収録)

※内容・日程はすべて予定です。 内容は予告なく変更する場合がございます。 予めご了承ください。

※生コメンタリー配信は本編視聴中にトークが入ります。 また、 トーク中は本編の音声は小さくなります。

各作品の解説

『ゆきゆきて、 神軍』:邦画ドキュメンタリー界の鬼才・原一男監督によって1987年に製作された作品。 その内容は、 天皇にパチンコ玉を撃った男・奥崎謙三氏が戦時中に2人の兵士を処刑した元上官や兵士を訪ね、 真相を追求する姿を追ったもの。 その奥崎氏が2020年で生誕100年を迎えます。

『マッドムービー』&『韓国に嫁いだ女』:両作とも城定秀夫監督が韓国で制作した映画。 『マッドムービー』はホラー、 『韓国に嫁いだ女』はコメディで、 両作品とも主人公に日本のセクシー女優を起用。 コロナ禍の影響で公開が延期されていた城定監督の最新作「アルプススタンドのはしの方」が7月24日から公開されます。

『センターライン』:近未来を舞台に、 人工知能が過失致死罪の罪に問われる中、 検察官とA.I.の交流を描いた下向拓生監督によって2018年に製作されたSF法廷サスペンス作品。 国内だけに限らず、 海外の映画祭で多くの賞を受賞。 ファンからは続編が期待されています。

『シネマディスカバリーズ 』 はキュレーション型の定額見放題動画配信サービス。 月額1100円(税込)。 過去にミニシアターで上映された旧作を中心にプロのライターが厳選したエッジーなインディペンデント映画や名作を観ることができる。 作品の特徴は、 作家の自由な発想とこだわりに満ちた多様な価値観をもつ映画。 映画自体だけなく、 映画ライターによる作品解説、 監督による撮影秘話、 監督紹介Q&A、 テーマ性のある特集なども楽しめる映画と映画パンフレットがセットになったようなサービスだ。

シネマディスカバリーズが発信していく映画は、 新旧を問わず、 自分らしい表現をしている制作者による、 その人にしか作れない作品。そうした作品に触れることで、 未知の世界を知る驚き、 さらには人生観まで変えてしまう興奮する出会いがある。そしてシネマディスカバリーズは制作者も応援しています。 その生き方や価値観、 人柄や活動内容まで丁寧に伝えファンになってもらうことで、 映画の制作支援につなげていく。今後は配信プラットフォームとして映画文化を支えるべく、 全国のミニシアターと連携を強化し、 新作上映と連動した旧作配信やオンラインイベントの開催、 また業界を超えて多くの方々に協力いただきながらインディペンデント映画の普及を目指していくとのこと。

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