「不毛な恋愛」をする女性の特徴&しないためのたったひとつの方法

「そんな恋愛、不毛だからやめときなよ」と言われた経験がある女性は多いでしょう。相手があなたのことを好きじゃないとか、既婚者だとか、浮気を繰り返す相手だとか言う場合、幸せになれないとみなされ、イコール不毛だ、と結論づけられます。

でも本当にそうでしょうか? 今回は、不毛な恋愛とは何か、を考えていきたいと思います。

不毛な恋愛ってなに? 不倫・セカンド・片思い…だとしても不毛と感じない人もいる


不毛な恋愛、という言葉を聞いたとき、どんな恋愛を思い浮かべるでしょうか?

不毛とは、「実りがない」ということです。恋愛において実りがないとは何か、と考えたら、それは、「思いが実らない」イコール「両思いになれない」ということでしょう。

そのため、一般的には、「相手にされない片思い」「体だけの関係の相手に抱く恋心」は不毛な恋愛だと言われがちです。

また、「既婚者との恋愛」も不毛だ、と分類されることがあります。それはなぜでしょうか? 既婚者との恋愛であっても、両思いになることはあるはずですよね。「本妻がいるのだから、二番手になっている。本気の恋愛ではない」という意見もあるでしょうが、実際には、不倫相手の方を妻より愛する男性もいますし、婚外恋愛に燃える人妻もいます。

両思いである可能性はあるのになぜ「既婚者との恋愛」が不毛な恋愛だと言われるのかというと、それは、結婚に結びつかないからでしょう。
ですが、恋愛のゴールは結婚でしょうか? 結婚に結びつかない恋愛は無意味でしょうか? そうではないでしょう。恋愛のゴールが結婚だ、と言う人にとっては、(ほとんどの既婚者は恋愛しても離婚はしませんから)、「既婚者との恋愛」は不毛かもしれませんが、結婚などを考えていない場合は、不毛な関係とは言えないでしょう。

つまり、不毛な恋愛とは、「恋愛自体を楽しんでいるのではなく、結果を求めた人」が感じる感情なのだと思います。

片思いであってもその恋愛が自分にとって青春の一ページだと思える人にとっては、片思いは不毛な恋愛ではありません。ですが、絶対に両思いにならないとダメと思っている人にとっては、片思いなんて無駄、不毛だ、となるのです。

既婚者との恋愛で、相手が好きで、一緒にいられるだけで幸せなら、不毛という言葉とはかけ離れた恋愛ができるでしょう。一方で、相手と結婚することだけが目的になってしまったら、既婚者との恋愛なんて不毛だ、ということになってしまいます。

浮気性の男性を好きになることについても同じことが言えます。その男性と一緒にいる時間に幸せを感じることができたら、その恋愛はあなたにとって意味があるものであり、不毛だとは感じないでしょう。ただ、「これだけ私が愛しているのに、なぜ彼は私を傷つけるような行動をするのか。なぜ私だけを愛してくれないのか。不毛だ」と思う可能性があります。

ということは、不毛な恋愛だと感じる人は、「恋愛自体を楽しんでいるのではなく、結果を求めた人」であることに加え、「自分が愛することよりも愛されることを求めている人」だと言えるのかもしれません。

「不毛な恋愛」をしがちな女性の3つの特徴と、「不毛な恋愛」をしない方法


ここまでを総括すると、同じ関係であっても、不毛な恋愛だと感じる人と感じない人がいる、そして、不毛な恋愛だと感じる人には、「恋愛自体を楽しんでいるのではなく、結果を求めた人」「自分が愛することよりも愛されることを求めている人」である可能性が高い、となります。

また、「既婚者と付き合っていて、私は彼のことが好きで、一緒にいられて幸せだけど、友達からは不毛だからやめておけと言われる」ために、「この恋愛は不毛なのかもしれない。関係をやめたほうがいいのかな。でも…」と迷う方もいるかもしれません。

でも、他人から「そんな恋愛は不毛だ」と思われたからといって、あなたの恋愛が不毛だとは限りません。その恋愛がどんな意味を持つのかは、当事者にしかわからないですよね。「不毛な恋愛だからやめておけ」と言われて心が揺らぐのは、あなたの中に、「恋愛の結果(両思いになる、正式に付き合ったり結婚したりする)を求める気持ちが強い」から、そして、「自分たちの関係そのものよりも、他人の目、世間の目を気にしている」からでしょう。

つまり、自分で、「これは不毛な恋愛かも」と感じる恋愛をする女性には、
1「恋愛自体を楽しんでいるのではなく、彼氏彼女という関係や結婚などの結果を求める」
2「自分が愛することよりも愛されることを求めている」
3「自分たちの関係そのものよりも、他人の目、世間の目を気が気になる」
という3つの特徴のうち、どれかが必ず当てはまるのです。

そしてこの3つから言えることは、不毛な恋愛をしている人は、相手のことを溺愛しているようでいて、実は、「彼のことより、自分のことの方が大事」であり、「自分の思う通りの関係にならないならば、この関係は無意味だと考えている」ということです。

「不毛な関係」を持ちたくないなら、愛することに喜びを感じられる関係を選ぼう


「愛してほしい」という気持ちが強いと、愛が得られないときに、不毛さを感じます。結婚についても同じです。結婚したいと思っていた相手にふられたとき、「付き合っていた時間は無駄だった」と本気で思うなら、あなたは彼を愛していたのではなく、結婚がしたかっただけであり、彼のことが好きだったというより彼からの愛情や保証が欲しかっただけ、だということです。

このように、「〇〇してほしい!」という気持ちから恋愛していると、その恋愛は、不毛な恋愛になりがちです。

また、彼は私を愛してくれるだろうかと不安になり、愛されるために尽くそうと考えるのは危険です。あなたのその気持ちは必ず彼にばれます。そして、「この女性は、自分の利益のために尽くしているんだな」と見抜かれます。
そうなると、彼があなたを愛することはなくなり、あなたはますます愛情に飢えることになってしまいます。それこそ、とても不毛ですよね。

不毛な恋愛をしたくないなら、「一緒にいられるだけで幸せになれる相手」「愛を与えることに喜びが感じられる相手」を選ぶべきでしょう。

愛してもらえないかもしれない相手に無条件に愛情を注ぐことは勇気がいるかもしれません。でも、愛情とは本来そういうものです。恐れを手放し、愛することができたら、「彼を愛している」というそれだけで幸せな気持ちになれます。そうなれば、彼があなたに対してどう思おうと、ふたりの関係が結果的にどうなろうと、その恋愛には意味があった、あのときは幸せだった、と思えるはずです。

この記事を書いた人:

今来今

編集者を経て複数メディアにて、映画評・書評・ルポなどを連載中。

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