品の良いゲストに! 結婚式お呼ばれテーブルマナー 洋食・和食

二人の門出を祝うめでたい披露宴。新郎新婦の笑顔ももちろんですが、美味しいごちそうも楽しみのひとつです。でも、普段食べ慣れないフルコースの料理や豪華な和食は楽しみだけれど、緊張してしまうことも…。

ということで今回は、大人の女性として押さえておきたい、 結婚式お呼ばれテーブルマナー 洋食・和食編 をご紹介します!

結婚式お呼ばれテーブルマナー|洋食の場合


披露宴やパーティーの食事では、洋食が出ることが多いですね。洋食では、普段使い慣れないナイフとフォークがたくさん並んだり、和食とは違うルールがあったり、緊張してしまう…。
洋食マナーをチェックしておきましょう!

洋食マナー:ナイフとフォークを使う順番は?

ルールは意外に簡単。並べられているナイフとフォークは、外側から使うのが基本です。お皿の左側にはフォーク、右側にはナイフ&スプーンが並べられていますから、順番に使いましょう。

洋食マナー:手に持って良い食器

洋食は基本的に、フォークとナイフを使っていただくもの。カップ以外のお皿を持ち上げるのはNGとされています。

洋食マナー:スプーンは手前から奥に動かす?

はい、それは英国式のようです。フランス式は奥からスプーンを入れる方法と横から入れる方法があるそうですよ。
「音を立てずに飲む」というマナーもお忘れなく。

洋食マナー:フォークを落としちゃった!

こんなときは、自分で拾うのではなく、サービス係りの人を呼びましょう。「すみません!」と大声で呼ぶのではなく、目が合ったときに小さくうなずいたり、静かに手を上げて合図をするのが良いでしょう。

洋食マナー:ちょっとトイレ…

食事中に席を立つときは、片方に寄せると「食事が終わりました」というサインになるので、ナイフとフォークをハの字にして置いておきましょう。

洋食マナー:ステーキは最初に切っちゃう?

美味しいステーキ!食べやすいように一口サイズに最初に全部切る。実は、これもNG。
一切れずつナイフで切って食べるのがマナーです。そうするとお肉も冷めませんし、肉汁も切り口から出ませんから、美味しく食べられますよ。

洋食マナー:飲み物を注いでもらうとき

フランス料理などの洋食メニューの場合、ビール、ワイン、ミネラルウォーターなどいろいろな飲み物が提供されますね。何度もウェイターさんが注ぎに来てくれますが、このとき、グラスを持つ必要はありません。グラスはそのまま置いておくのがマナーです。

日本の礼儀作法としては、お酌をしてもらうときにグラスを持つのが一般的ですが、洋食のマナーとしては正しくないのです。

洋食マナー:「かんぱーい!」のとき

シャンパンなどで行われる乾杯。晴れやかなパーティーにはつきものですが、このときグラスをぶつけ合って音をたてるのはNG。
フォーマルな席では、繊細なグラスを傷つけないためにも、ぶつけ合わないのがマナーです。
正しいやり方はグラスを目の高さに上げて、周りの人と目礼を交わすというものだそう。

結婚式お呼ばれテーブルマナー|和食の場合


続いては、和食のときのマナーです。会食が和食の場合もありますね。
洋食とは違って、普段からの癖が出やすい和食。
和食マナーの基本は箸。お箸を正しく使って食べましょう。

和食マナー:お箸の取り方

お箸の取り方にもマナーがあるということ、ご存知ですか?

《正しいお箸の取り方》

(1)お箸の中央よりやや上辺りを右手で、軽く握って持ち上げます。
(2)お箸の先のほうを下から支えるように、左手を添えます。
(3) 右手を折り返すように下から受け、親指と人差し指の付け根のところに、お箸が収まるように持ち替えます。

また、割り箸を割るときは、お膳の上ではなく、膝の上で上下に割りましょう。箸先をこするのはNG!ささくれは指で取るようにしてくださいね。

和食マナー:お箸使いのタブーを教えて!

お箸の使い方では、次のようなものがタブーとなっています。

●刺し箸:箸を食べものに刺す
●寄せ箸:箸で食器を引き寄せる
●ねぶり箸:箸をなめること
●持ち箸:箸を持った手で食器を持つ
●横箸・握り箸:二本の箸を手の平で握ってスプーンのように食べる
●拾い箸:ほかの人と同じ料理を同時につまむ。遺骨を拾うときと同じで縁起が悪いのとされています。結婚式では特に注意しましょう。

また、お箸を使うとき、口からこぼれるものをキャッチするために、片方の手を受けるように添えますが、実はこれもNG。

和食マナー:お皿を持ち上げるときは…

和食を食べるときは、手の中に収まる器(小皿・お椀)は持って食べるのが基本です。手ではなく、小皿で受ければいいのです。
お皿を持ち上げるときは必ず両手で。そのあと、片手に持ちかえてから、いただきましょう。

器が大きい場合は、サッと懐紙を出してお皿代わりに使うと、一段上のレディーに見えるはず!

和食マナー:「ご馳走様でした」のサイン

洋食では、フォークとナイフを片方に揃えて皿の上に置くことが食べ終わりのサイン。和食では、食べ終わった食器は重ねずに、膳の外に、邪魔にならないところへ出しましょう。これが、和食の食べ終わりのサインです。
食べ終わったら、お箸は箸置きにきちんと揃えておきます。割り箸の場合は箸袋に揃えて入れ、先のほうを少し折り曲げておきましょう。


基本さえ押さえておけば、大丈夫。残りはハートです!自然な振る舞いを心掛けてくださいね。

この記事を書いた人:

クチン

80年代に憧れ、90年代を引きずっているライター。将来は可愛いおばあちゃんになりたい! 「クチン」はインドネシア・マレー語で「猫」という意味です。

https://twitter.com/omatsurikucing

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