「思いやりの距離」  救命ノートに盛り込む新型コロナ

新型コロナウイルスの影響でイベントの中止が相次ぐ中、感染防止対策や人との接し方などを学んでもらおうと、小学生向けの学習ノートが三重県津市内で配布されることになりました。

三重大学医学部や津市などは6年前から毎年、子どもたちを対象に災害や救急時の対応を学ぶ「子どもメディカルラリー」を行ってきましたが、今年は新型コロナウイルス感染防止のため開催を見送りました。

そんな中、家庭で救命措置などについて学んでもらおうと3年前から作成してきた学習ノートに、今年は新型コロナウイルスへの対応を新たに加えました。

感染防止のための対策だけでなく、医療従事者や感染者などへの誹謗中傷が聞かれる中、新型コロナを正しく理解してもらおうと、人との距離をとることの大切さを伝える際に「思いやりの距離」と独自の表現を取り入れました。

ノートは、7月18日から津市内の50の小学校に通う5・6年生約4700人に配布される予定です。

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