メッツが34歳のリリーフ右腕・ヒューズとメジャー契約

メッツは日本時間7月1日、リリーフ右腕のジャレッド・ヒューズとメジャー契約を結び、40人ロースターと「プレーヤー・プール」に登録したことを発表した。関係者の話によると、ヒューズの年俸は70万ドルとなっており、60試合分の日割り給与として約26万ドルを得ることになる。

現在34歳のヒューズは、昨年レッズとフィリーズで合計72試合に登板して5勝5敗、1セーブ、8ホールド、防御率4.04を記録。6年連続で63試合以上に登板している投手はメジャー唯一であり、6年間の登板試合数417は、ブライアン・ショウ(439)、トニー・ワトソン(428)に次ぐ3位の数字となっている。

これまでパイレーツ、ブリュワーズ、レッズ、フィリーズで合計9年間プレーし、通算524試合すべてにリリーフ登板して29勝24敗、12セーブ、92ホールド、防御率2.88を記録。パイレーツでプレーした2014年に63試合で防御率1.96、2015年に76試合で防御率2.28、レッズでプレーした2018年に72試合で防御率1.94の好成績をマークしている。

昨年11月にフリーエージェントとなり、今年2月にアストロズとマイナー契約を結んで招待選手としてスプリング・トレーニングに参加していたが、オープン戦は5試合に登板して防御率6.35と低調。開幕ロースターに残れる見込みがないため、3月中旬に契約を破棄して再びフリーエージェントとなっていた。

メッツのブルペンにはクローザーのエドウィン・ディアスのほか、セス・ルーゴ、デリン・ベタンセス、ジューリス・ファミリア、ジャスティン・ウィルソン、ロバート・グセルマン、ブラッド・ブラックなど実績十分のリリーバーが多数おり、ヒューズはここに加わることになる。各投手が実力をしっかり発揮できれば、充実のブルペンはメッツの強みとなるだろう。

なお、メッツはヒューズのほかにも積極的に戦力補強を進めており、メルキー・カブレラ、ゴードン・ベッカム、ハンター・ストリックランドらとマイナー契約を結んでいる。

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