Vigil AblohがデザインしたPop Smokeの遺作、大量の批判を受けデザイン差し替え決定

次に来るラッパーと期待されていたなか、銃撃され亡くなったNY出身のラッパーPop Smoke。先日「亡くなる直前の彼についてアーティストが語る」という記事を紹介したが、この度彼の遺作となるデビュー・アルバム「Shoot for the Stars, Aim for the Moon」のトラックリストと、アートワークが発表された。しかし、その公開されたアートワークが手抜きであるとして大量の批判を受け、差し替えることになったようだ。  

関連記事: Pop Smokeが亡くなるまでの数ヶ月をSkeptaや50 Centが追う。「本当に大きな存在をなくしたと知ることになるだろう」

こちらのアートワークを担当したのは、ルイ・ヴィトンのアーティスティック・ディレクターであり、Off-Whiteの設立者としても知られるVirgil Abloh。デザインが手抜きであると批判を受けている理由として、あるファンは「このアートワークは、Pop Smokeの名前をGoogleに入れて一番最初に出てくる画像を使ってるだけだ。」とツイートしている。

「コラ画像」とまでリプライで言われてしまったデザインであるが、納得できないファンは他にも多くいたようで、「Change Pop Smokes Album Artwork」という署名も行われている。こちらの署名には現時点で2万人以上が賛同している。Virgil Ablohはこのデザインについて「Pop Smokeと彼の地元ブルックリンのコンクリートから生える薔薇の棘の比喩表現」とコンセプトを明かしていた。

 このデザインについては、アルバムのエグゼクティブ・プロデューサーを務める50 Centも「別のアルバムアートが必要だ」と話している。これらの批判を受けて、Pop SmokeのレーベルのSteven Victorは、リリースまでに別のデザインに差し替えることを約束した。新たなデザインはどのようなものになるのだろうか?

© ユニバーサルミュージック合同会社