山梨ご当地常備菜「青梅の塩こんぶ漬け」レシピで、夏を乗り切ろう♪

全国でトップ10入りする猛暑地エリアの山梨で、夏に食べられているご当地レシピ「小青梅の塩こんぶ漬け」をご存じですか?今回は、この夏にぜひ試してみてほしい、疲労回復効果のあるクエン酸が摂れて、「おいしい・簡単・便利」の「小青梅の塩こんぶ漬け」レシピをご紹介します。塩こんぶと梅があれば簡単にできますよ♪

 

山梨のご当地レシピ「青梅の塩こんぶ漬け」は夏バテ対策に◎


山梨県は、小梅生産量日本一!
その特産品を活用した「青梅の塩こんぶ漬け」は、ご当地レシピとして根強い人気を誇っています。

山梨県の食の歴史を10年来研究されている、料理研究家の金子美佐子さんは、青梅の塩こんぶ漬けが支持される理由が「おいしい・簡単・便利」にあると語ります。

梅雨から夏にかけて農家の方は、農作業に追われます。特に梅農家の方は、小梅の収穫の作業に手がかかるので、梅漬けの時間がありません。そこで簡単に漬けることができ、2~3日目から食べ始められる「青梅の塩こんぶ漬け」が、農作業で疲れた体を癒すのに最適なものとして普及したのだと思われます。
現代では、梅干しのように作業工程がいくつもある本格的な梅漬けをする家庭の主婦は減りました。簡単にできる「青梅の塩こんぶ漬け」は、むしろ現代の主婦の方が取り入れやすいと言えるでしょう。

なるほど。忙しい現代主婦の味方とも言えますね。
さらに、金子さんは、

「青梅の塩こんぶ漬け」は、梅のクエン酸が、レモンなどの果実に比べ、5~6倍も含まれていますが、青梅は生で食べる事ができません。そこで手軽に作れ、栄養補給にもなる「塩こんぶ漬け」にして保存し、一粒ずつ小まめに補給することで、疲労回復が期待できます。
また、塩こんぶに含まれるグルタミン酸、ナトリウム、食物繊維が補給できる常備菜として、一般的に根づいています。

と金子さんは解説します。

ちなみに、この小青梅の塩こんぶ漬けが普及している影響か、山梨では梅雨から夏にかけて『ふじっ子塩こんぶ』がたくさん売れているそうです。

さて、豊富なクエン酸にグルタミン酸、ナトリウム…小青梅の塩こんぶ漬けは夏バテ対策にはピッタリ♪猛暑地ならではの知恵、「青梅の塩こんぶ漬け」を活用しましょう!
それでは、青梅の塩こんぶ漬けのレシピをご紹介します。

 

簡単!おいしい!「青梅の塩こんぶ漬け」の作り方


【材料】

小梅(青梅) 1Kg
塩こんぶ 100g
しょうゆ 適宜
酒 適宜
(お好みでみりんや酢を加えても〇)

【作り方】

(1)小梅はきれいに洗って一晩ほど水に浸しアクを抜く

(2)アク抜きした小梅のヘタを竹串などで取り除き、よく水けをふき取る

(3)煮沸した保存ビンに小梅と塩こんぶを交互に入れ、しょうゆ・酒を小梅がつかる程度まで加える

※アルコールが苦手な方は、酒を一度沸騰してアルコール分を飛ばしてからお使いください

★10日ほどでカリカリの小梅がお楽しみいただけます。
★1か月ほどおくと、昆布のうまみが全体に馴染み、まろやかな味わいになります。
★小梅でなくても青梅でも作れます。

 

おすすめの「青梅の塩こんぶ漬け」アレンジレシピ


青梅の塩こんぶ漬けは、梅の味が和らぎ、酸味が程良く、昆布の旨みが加わり美味しくなるので、調味料や薬味としても幅広く使えるそう。

金子さんのおすすめのアレンジは、
・梅と昆布を細かく刻んで瓶に詰め、漬け汁を注いで保存するだけで完成の「万能調味料」
・そうめんつゆに入れたり、冷ややっこや冷やしうどんにのせる

・パスタにからめて「梅昆布パスタ」に
・きゅうりとタコと混ぜた「梅和え」
・お米に加えて炊く「さっぱり梅昆布ご飯」

など。どれも美味しそうで、よだれが出ちゃいますね。
皆さんも「青梅の塩こんぶ漬け」を常備して、暑い夏を乗り越えてはいかがでしょうか?

この記事を書いた人:

wellfy

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