江戸のまちもソーシャルディスタンスで再開 日光

 新型コロナウイルスに警戒しながら全国のテーマパークでは営業を再開する動きが出てきています。感染症予防対策の準備を進めてきた日光市のテーマパークも2日から営業を再開しました。

 日光市にあるテーマパーク、江戸ワンダーランド日光江戸村では、4月の臨時休業からおよそ3カ月ぶりに営業を再開し、家族連れなどが訪れました。

 入口には消毒用マットが置かれているほか、スタッフが非接触型の検温機器で体温をチェックします。

 また売店や飲食ブースなどでは、足元にぞうりのマークを置いて間隔を空けるように促しているほか、窓口には飛沫感染を防ぐためのフィルムと木枠の格子を設置し、江戸時代の世界観を壊さないような工夫が随所に凝らされています。

 劇場では芝居のなかで、ソーシャルディスタンスを楽しく伝える演目を取り入れるなど江戸村ならではのユニークな取り組みが行われています。

 江戸村には遠足や修学旅行で多くの子どもたちが訪れますが、今年は例年に比べると半分ほどがキャンセルになる見込みです。

 一方で県内をはじめ近県から訪れる予定の学校もあり、施設では楽しんでもらえるよう迎えたいと話しています。

営業再開した日光江戸村

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