大雨で道路に亀裂 佐世保市長が視察 「年内にも復旧を」

復旧状況について職員から説明を受ける朝長市長(左)=佐世保市御船町

 朝長則男市長は2日、6月25日の大雨の影響で亀裂が入り、現在も通行止めとなっている佐世保市御船町の市道を視察した。市長は報道陣に対し「可能であれば年内にも復旧させたい」との見解を示した。
 大雨当日は佐世保市で観測史上最大の3時間181.5ミリを記録。市によると、同町の市道は約23メートルにわたって亀裂が生じ、区域内の住民4世帯5人が現在も親類宅などに避難している。市は道路の地盤調査を進めており、12日に完了する見込み。今月末に復旧工法の検討と設計を終える予定。
 2日、市長らが現場を訪れ、担当職員から亀裂の原因や調査の進捗(しんちょく)、復旧工程について説明を受けた。朝長市長は「市内には他にも急傾斜地が多くある。復旧を急ぐとともに市民には引き続き災害への備えを呼び掛けたい」と述べた。

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