1000人に聞きました！「緊急事態宣言下のカーライフ」
移動手段としてのクルマの価値が高まる
緊急事態宣言下にどのくらいの頻度でクルマを運転していたか聞いたところ、「ほぼ毎日」は25.2%、週に1日以上運転していた人の割合は79.9%だった。緊急事態宣言下でも、ドライバーの多くは車を利用していたことが分かる。
また車を運転する機会が増えたか聞いたところ、「増えた」は60.6%、「増えていない」は39.4%となった。コロナ禍で、公共交通機関の代わりに車の利用が増えたのではないだろうか。
車内のコロナ対策、どうしてる？
では、緊急事態宣言以降、車を利用するときに心がけるようになったことを聞いてみたところ「マスクをする」（46.0%）が最も高く、次いで、「1人で乗る（同乗者を乗せない）」（36.3%）、「窓を開ける」（31.7%）となった。
感染症対策として、“うつさない、うつらない”ことを意識して車を利用していた人が多いようだ。以降、「手を消毒してから乗る」（21.4%）、「除菌グッズを置く」（10.8%）が続いた。
お出かけ自粛中の海ドライブはアリ！？
緊急事態宣言下のドライブ（通院や生活必需品の買い物は除く）について質問したところ、「ドライブに行った（自粛しなかった）」は5.7%となった一方、「ドライブに行きたいと思ったが、行かなかった（自粛した）」は40.1%、「ドライブに行きたいと思わなかったし、行かなかった」は54.2%で、合計した『行かなかった（計）』は94.3%にのぼった。実際にドライブに行った人はわずかで、大多数の人はドライブには行かず、自粛していたことが分かる。
ドライブに行った人の割合は、20代（12.0%）が最も高く、目的地は「海」（33.3%）、「山」（31.6%）、「実家（への帰省）」（26.3%）と続いた。
こんな機会だからこそ、洗車や情報収集に励む！
緊急事態宣言下に、車に関してどのようなことをしたか聞いたところ、「洗車をする」（26.3%）が最も高く、以降「車内を掃除する」（20.4%）、「車内を換気する」（15.3%）が続いた。外出自粛が求められる生活の中でも、クルマをきれいな状態で保つことを忘れずに行っていた人が多いようだ。
また「タイヤを点検する（空気圧、残り溝など）」（6.9%）や「定期的にエンジンをかける」（4.3%）などのメンテナンスを行っていた人や、「車の情報をインターネットで検索する」（6.0%）や「自動車情報誌を見る」（3.3%）、「買い替えのための情報を集める」（1.9%）など、クルマ関連の情報収集を行っていた人もみられた。
車内テレワーク、静かで集中できる！？
緊急事態宣言以降、在宅勤務をしたビジネスパーソン（417名）に車内で仕事をしたことがあるか聞いたところ、「仕事をしたことがある」は10.1%、「仕事をしたことはない」は89.9%となった。年代別にみると、20代（16.7%）と30代（17.0%）が高く、若手ほど“車内テレワーク”に前向きなようだ。
また理由を聞いたところ、「感染する心配がないから」や「自宅だと家族にうつす危険があるから」など感染症対策のほか、「“3密”を避けることができ、仕事中、家族に介入されることが少ないから」や「静かで集中できるから」、「すぐに現場に向かうことができ、電話を落ち着いてすることができるから」といった仕事の効率化という目的が挙げられた。
