ヒバクシャ国際署名 賛同議員16% 「安保問題 言及避ける傾向」

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「ヒバクシャ国際署名」への国会議員らの賛否を示す「議員ウォッチ」のスマートフォン画面

 現職国会議員に「ヒバクシャ国際署名」への賛否を尋ねるインターネットサイト「議員ウォッチ」によると、6月30日現在、全議員710人のうち、賛同の意思を示しているのは16%に当たる116人にとどまっている。本県関係の7人では、賛同の意思表示をしているのは西岡秀子氏1人。調査を担当するサイト関係者は「回答議員が3分の1から半分を超えないと、社会の中で核兵器禁止条約についての議論が深まらない」と指摘する。
 116人を政党別に見ると、多い順に▽立憲民主党(47人)▽共産党(25人)▽国民民主党(14人)▽自民党(6人)▽公明党(5人)▽社民党(3人)。ほかに無所属が16人。116人以外の国会議員は賛否の態度を明らかにしていない。
 サイトは2019年4月、非政府組織(NGO)核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)の川崎哲国際運営委員と学生有志らが連携して開設。手紙や電子メール、会員制交流サイト(SNS)などを通し、議員本人や事務所に賛否を尋ねている。
 調査業務を担当する慶応大2年の高橋悠太さん(19)は、議員の回答率が低い理由について「有権者らの賛否が割れやすい安全保障問題への言及を避ける傾向があるからではないか」とみる。サイトには議員にSNSや電子メールで意見や質問を送る機能があるとして、有権者への利用を呼び掛けている。