猫を置いて旅行へ行っても大丈夫?留守番対策と注意点

愛猫にお留守番をさせるのが不安で旅行に行けないと諦めている人も多いのではないではないでしょうか。事前準備さえしっかりとしておけば少し長めの留守番も難しくありません。お留守番をさせる注意点と対策をまとめました。

友人に世話をお願いする

長期間留守にする場合は、猫好きな友人や知人にお願いしましょう。1回分の食事を小分けにしておくとお世話をする人も助かりますね。いざという時もすぐに連絡が取れることができ、自宅で留守番をしてもらえれば猫のストレスも少なくすみます。一緒に遊べるよう、猫用のおもちゃも用意してあげましょう。

ペットシッターに依頼する

頼める友人が近くにいない場合、自宅以外の環境が苦手な猫にはペットシッターを依頼するのも手です。ペットシッターは飼い主の代わりに自宅へ出向き、食事やトイレのお世話を代行します。環境の変化がない分、猫へのストレスも少ないはず。猫を専門にお世話するキャットシッターならより安心してお願いできますね。

メリット
・自宅と同じ環境で猫を見てもらえる
・猫の様子をメールや書面で教えてもらえる
・留守中の郵便物の取り込みなどをお願いすることで防犯対策にも
・費用が安く抑えられる(猫2匹で2,500〜3,000円くらいが一般的+交通費)

デメリット
・お世話に来た1時間程度しか猫の様子を見てもらえない
・自宅の鍵を預けるので防犯上の不安を感じる人も
・事前の打ち合わせが必要

ペットホテルに預ける

ホテルに預ける場合は、万が一の体調の変化に備えて動物病院と連携しているホテルを選ぶ方がいいでしょう。多くのホテルはキャットケージでの宿泊となっているので、事前にケージに慣れさせておくと預けた時にもスムーズです。触られるのを極端に嫌がる、犬の声を怖がるなど、猫の性格や苦手なことをスタッフにきちんと伝えてください。

メリット
・専門のスタッフが常駐
・体調を崩した場合、対応してもらえる
・ご飯やおもちゃなど身の回りのものだけ持ち込めばよい

デメリット
・ホテルまでの送迎が必要
・たくさんの動物を預かっているので、病気が移らないか心配
・繁忙期は予約が取りづらいことも

最近ではシッターの自宅で猫を預かる「ホームステイ型ペットホテル」というサービスも人気です。1家族限定、ペットシッターの自宅内の一室でペットを預かってくれるので、室内でのびのびと過ごせます。留守宅に家族以外立ち入るのに不安を感じるけれど、狭いケージの中では過ごさせたくないという飼い主にぴったりなサービスですね。

猫の留守番の準備と注意点

給餌器&自動給水器

定刻になったら自動的に餌を出す「給餌器」「自動給水器」があれば便利。
給餌器は一度にたくさんのエサを入れられるフードストッカータイプやウェットフードにも対応出来るトレイタイプなどがあるので、猫の食事に合わせて選んでください。スマートフォンから遠隔操作できるものも人気です。
また水は複数箇所に置いておくと、万が一ひっくり返してしまっても安心です。

予備のトイレ

猫は汚れたトイレでは用を足さないので、いつものトイレのほか、1〜2か所に予備のトイレを置いておきましょう。最近話題の猫が用を足すと自動で掃除してくれる「全自動猫トイレ」を使うのもオススメです。

部屋の環境

猫が逃げ出さないよう戸締りはきちんとしましょう。夏ならエアコンをつけて室温を28度前後にしてあげてください。猫がリモコンを踏んで設定を変えないよう、リモコンの保管場所にも気をつけましょう。猫は自分自身で涼しい場所を探すため、どの部屋でも行き来できるよう、ドアストッパーを使って室内のドアを少し開けておいてあげましょう。また事故を防ぐため、お風呂の水はちゃんと抜いておくこと、トイレのふたもしっかりと閉めてください。誤飲・誤食しやすいものはしまっておく、電気のコンセントも使わない分は抜いておく方が安心です。

ペットカメラ

外出先から留守中の猫を見守るカメラをセットするのもオススメです。簡単にスマホから見守りができ、猫の動きに合わせて自動追跡できるもの、暗闇でも撮影できるもの、会話の可能なものを選ぶと良いでしょう。猫の見守りだけでなく防犯対策にも役立ちますよ。

まとめ

猫も留守番をするとストレスや寂しさを感じます。できるだけ留守番は2日までにしてあげてください。帰ってきたらおもちゃで遊んだり、声をかけたりしてたっぷりと機嫌をとってあげましょう。最近では猫と泊まれるホテルなどもありますので、猫の性格に合わせてぴったりな方法を見つけてあげてくださいね。

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