新型コロナと闘うためのヒントも!「歴史秘話ヒストリア」でペストの歴史をたどる

NHK総合で7月8日放送の「歴史秘話ヒストリア」(水曜午後10:30)は、「ペスト 最悪のパンデミック」をテーマに放送。新型コロナウイルスが猛威を振るう今、600年以上も昔、人類を恐怖の底にたたき落とした感染症・ペストの歴史をあらためて見つめ直す。

同番組は、古代・戦国・幕末から近現代までさまざま“歴史秘話”を紹介する歴史情報番組。ペストは別名「黒死病」と呼ばれ、14世紀には3000万人が死亡。ヨーロッパの全人口の3分の1が失われた。今回、史上最悪ともいわれるパンデミックを引き起こしたその病に迫る。なぜ、感染爆発が起きたのか? そこには「3密」や「不要不急の移動」など、現代の新型コロナにもつながる原因があった。

その後もペストは流行を繰り返し、人々は歴史と経験から、パンデミックと闘うすべを身につけている。19世紀末、ペストは再びパンデミックを起こし、魔の手は日本にも及んだ。この時、立ち上がったのは、新しい千円札の図柄にも選ばれた医学者・北里柴三郎。ペストとの闘いの行方は!?

案内役を務める渡邊佐和子アナウンサーは「わわ! まさに今と同じ状況…! 現代の私たちが直面している課題を、たどるように進んでいく、ペストとの闘い。しかしそこに、人々の知恵と地道な研究、諦めない心が浮かび上がってきます。ペストのパンデミックを乗り越えた人類の歴史は、ポスト・コロナの時代に必要なヒントを与えてくれるはずです。ペスト、ちょっと怖いな、と思っている方も、 過去に奮闘した人々に会いに行ってみませんか。一緒に歴史をひもといてみましょう!」と呼びかけている。

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