DeNA平良、防御率トップ浮上 週末締める2勝目

7回無失点で2勝目を挙げた横浜DeNA・平良=神宮

 ひょうひょうとスコアボードに0を並べた。プロ7年目の横浜DeNA平良は5日のヤクルト戦で、自己最長となる7回を3安打無失点。三塁を踏ませない好投で今季2勝目を手にし、「しっかり集中力を切らさずに投げられた」と口元を緩ませた。

 6回1失点で初勝利を挙げた前回登板と同様、この日もアウトコース低めへの制球が抜群。ここ3試合で3本塁打の西浦は外角中心の配球で3打席連続空振り三振に仕留めた。「低めを意識して一人一人打者に向かった」。四回無死一塁では山田哲をけん制で刺すなど、冷静なマウンドさばきには風格すら漂った。

 今季初安打を含む2安打と苦手のバットでも勝利に貢献。登板3試合で防御率は0.95と名だたる投手を抑えてリーグのトップに立った。

 ラミレス監督は「投げるたびに良くなっている。ゲームを支配している」と称賛を惜しまない。成長著しい24歳も「これからもこういう投球を続けたい」とキッパリ。これで平良が登板している日曜日に、チームは3戦3勝。「サンデー拳太郎」がしっかり週末を締めている。

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