都道府県境をまたぐ移動自粛が解除され人出が戻りつつある江の島(神奈川県藤沢市)で5日、島内の店舗経営者らが観光客にマスクを無料配布した。
島内への入り口の弁天橋周辺には、和菓子店「紀の国屋本店」店主で同市観光協会会長の湯浅裕一さんをはじめ、海産物店「丸だい」店主の二見将幸さん、魚介・海鮮料理の「貝作」専務の加藤孝典さんらが集まり、家族連れらやカップルにマスクを配布した。
マスクは、物流、オフィスサービスの「渓濱商事」(横浜市中区)が、新型コロナ対策を実践しながら、県内有数の観光地・江の島の活性化を支援しようと、2千枚を提供した。島民や店舗スタッフの安全、安心を確保する狙いもあるという。
加藤さんは「新型コロナウイルス対策を徹底した上で、島を挙げ観光客を迎えたい。新しい様式で江の島を楽しんでほしい」と話した。