漁村の郷土食「あぶり」 小さなサバをサクラの木で

三重県尾鷲市の漁村、梶賀町では、古くから受け継がれている郷土食の「あぶり」作りが最盛期を迎えています。

「あぶり」は、定置網にかかる小さなサバなどを竹串に刺し、サクラの木でいぶして作る郷土食です。

尾鷲市梶賀町で30年以上「あぶり」を作り続けている浜中倫代さんは、近所の人たちの手を借りて作業を行っています。

今年は新型コロナウイルスによる移動自粛の影響で尾鷲市を訪れる人も少なく、売り上げは例年より減っているということですが、浜中さんは「移動の自粛が全面解除されたのでこれからに期待したい」と話しています。

梶賀町の「あぶり」作りは7月中ごろまで続きます。

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