エンゼルスの開幕投手はヒーニーが最有力 マドン監督が明言

エンゼルスのジョー・マドン監督は日本時間7月6日、2020年シーズンの開幕投手を昨年4勝の左腕、アンドリュー・ヒーニーに任せる方針が変わっていないことを明言した。ヒーニーは3月のスプリング・トレーニング期間中に今年の開幕投手に指名されていたが、新型コロナウイルスの影響によってシーズン開幕が大幅に延期。しかし、マドンは4ヶ月遅れの開幕戦のマウンドもヒーニーに任せる方針だ。

エンゼルスの先発投手陣では、新加入のフリオ・テーランがまだチームに合流できていない。マドンによると、メジャーリーグの規定により、テーランが夏季キャンプに合流していない理由を明らかにできないという。マドンは「彼がいつ合流し、どれくらいのペースで調整できるか次第」と語りつつも、テーラン抜きで開幕を迎えることを覚悟しているようだ。

「現時点では、彼がいつチームに合流できるかはわからない」と語るマドンは、マット・アンドリースとフェリックス・ペーニャの両右腕が先発ローテーションの一員としてシーズン開幕を迎える可能性に言及。アンドリースは春の時点で先発としての調整を行っていたが、夏季キャンプではペーニャも先発としての準備を進めている。

マドンは「彼らの両方が先発ローテーションに加わる可能性がある」とコメント。「もし先発投手が足りなければ、彼らの両方が先発を務めることになるだろう。アンドリースはすでに先発として調整を行っているし、ペーニャにも第1に先発、第2にリリーフとして準備してもらう」と今後の見通しについて語った。

エンゼルスは大谷翔平が週に1度のペースで登板するため、6人制の先発ローテーションを採用する予定。テーランが開幕に間に合わないようであれば、ヒーニー、大谷、アンドリース、ペーニャのほか、新加入のディラン・バンディ、24歳のグリフィン・キャニングを加えた6人で開幕ローテーションを形成することになりそうだ。

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