大雨で箱根の芦ノ湖が水位上昇 避難所開設、通行止めも

芦ノ湖から早川へ放流している湖尻水門=6日午後2時15分ごろ、箱根町仙石原

 大雨の影響で、神奈川県箱根町では6日、芦ノ湖の水位が上昇したほか、町内の道路が通行止めになった。

 県小田原土木センターによると、同日午前9時10分ごろ、芦ノ湖の水位が氾濫危険水位(2.6メートル)に達し、以降も避難判断水位(2.5メートル)を超える状態が続いている。同センターは6月30日午後から、早川につながる湖尻水門(同町仙石原)を開放しており、今月6日午後3時20分現在で、毎秒27トンペースで放流している。

 早雲山山頂付近の地表面の動きを感知するセンサーが、1時間あたり4ミリの動きを検出したため、同センターは同日午前1時20分ごろから、みどりの村入口バス停付近─中強羅バス停付近の県道を通行止めにした。

 町は同日午前6時、町内5カ所に避難所を開設した。

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