梅雨前線の影響で局地的に非常に激しい雨となった県内では6日、避難指示や避難勧告の発令が相次ぎ、多くの住民が避難所に身を寄せた。避難所では「密」を避けるためパーテーションが設置されるなど、各自治体は新型コロナウイルス感染対策にも気を配った。
一時避難勧告が出された都城市。同日午前に最大30人ほどが避難した同市総合社会福祉センターはテント型のパーテーションなどが設置され、世帯ごとにスペースを確保した。
同市職員(40)は「夕方の時間帯などは避難者が多くなることも見込まれ、改善しながら運営したい」と話していた。
日南市は同日午前7時半に避難準備・高齢者等避難開始を発令し、避難所を開設。市職員が避難者に検温と消毒を求め、発熱があった人専用のスペースも設けた。
日南総合運動公園多目的体育館に避難した同市星倉3丁目の平沢多江子さん(69)は「1人暮らしで何かあると大変なので早めに来た。コロナ対策も取られていて安心して避難できる」と語った。
テント型仕切り、検温、消毒 避難所のコロナ対策徹底
- Published
- 2020/07/07 06:00 (JST)
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