警報に切り替え後も油断できず 8日(水)にかけて再び非常に激しい雨

7日正午の指定河川洪水予報と洪水危険度分布

 福岡県、佐賀県、長崎県に発表していた大雨特別警報は大雨警報に切り替かわったが、これまでの記録的な大雨で土砂災害や洪水の危険度が高い状態が続いており、氾濫している河川もある。土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重な警戒が必要だ。

7日午前9時の実況天気図と気象衛星画像

 梅雨前線は、9日(木)頃にかけて、西日本から東北地方に停滞する見込み。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため、大気の状態が非常に不安定となり前線活動の活発な状態が続きそうだ。

7日午前11時46分現在の大雨警報・注意報

 福岡県、佐賀県、長崎県に発表していた大雨特別警報は、大雨警報に切り替わったが、引き続き局地的に非常に激しい雨が降っており、これまでの記録的な大雨で土砂災害や洪水の危険度が高く、氾濫している河川がある。また、3日(金)からの大雨により、西・東日本では地盤の緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害や浸水害、洪水の危険度が高まっている所がある。

8日午前0時の雨の予想と24時間予想降水量

 西日本から東北地方の広い範囲で、8日(水)にかけて局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降り大雨となる所がある見込み。

48時間予想降水量

 九州北部では土砂災害、河川の増水や氾濫に厳重に警戒し、特に筑後川では氾濫が発生しているため、一層の厳重な警戒が必要だ。西日本から東北地方の広い範囲で、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。 

 竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めるよう心がけたい。

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