アトランタ・ブレーブスの外野手、ニック・マーケイキスが今季の出場を辞退したことが分かった。現地時間7月6日に、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督が記者に伝えている。
マーケイキスに出場辞退を決定させた、大きな理由は二つある。一つ目は無観客での試合開催。「私たちはファンのためにプレーしている」と語るマーケイキスにとって、ファンがいない球場でプレーすることはタフだという。
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二つ目は、チームの主砲フレディー・フリーマンとの電話による会話だ。フリーマンは新型コロナウィルスの陽性反応が確認されており、また現在では快方に向かいつつあるが、高熱などの症状も現れていた。「目が覚める思いだった」電話越しにも伝わるフリーマンの苦しそうな様子に、マーケイキスは新型コロナウィルスの恐ろしさを見たのだろう。
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現在36歳のマーケイキスは14年のメジャーキャリアを誇り、通算2355安打を記録している。達成者の多くが野球殿堂入りを果たしている通算3000本安打に届くかどうか注目を集めていたが、今季を出場辞退したため、達成には37歳以降で645安打以上を記録しなければいけないことになった。