コロナ禍の夏、子どもたちを不安から救え! 友だち関係で悩む中高生に読んでほしい本。

株式会社誠文堂新光社は、 2020年8月12日(水)に、 齋藤 孝著『友だちってなんだろう?ーひとりになる勇気、 人とつながる力』を発売。「9月1日」 を、 そして 「不安定な10代」 を 生き延びるため に。 一生使える無敵の 「人間関係術」 を伝授する。

今年の「9月1日」は 例年と違う。毎年この時期には、 テレビなどで 子どもたちを自殺から救おう と様々な 特集番組 が組まれます。 しかし 今年は夏休みを短縮 する学校も多く、 地域によって、 学年によってバラバラ に夏休み明けがおとずれるため、 不安を持つ子ども 同士の連帯感が醸成されにくい。 孤独な子たちがますます孤立に陥っていく可能性がある。マスク越しの会話 、 静粛 を求められる休み時間。 長いコロナ休校明けの学校生活に馴染めなかった子どもは、 この夏休みが終わることを 恐れている。

友だち関係で悩む中高生に、 齋藤孝先生はこう呼びかける。「誇り高き単独者になろう!」そして、 次の 3つの力 を提唱している。

1.「気の合う友だちをつくる」力

2.「気の合わない相手ともうまくつきあう」力

3.「ひとりを楽しめる」力

だれとでも友だちであろうとしなくていい。 楽しくて、 笑顔になれる 「気の合う人」 とだけ、 友だちになればいい。 ただし、 「気の合わない人」とも、 いがみ合わず、 傷つけあわずに 共存 していけるよう、 人づきあいの スキル をみがこう。 そして、 このふたつの対人関係力だけではダメで、 大切なのは、 自分の世界 をもち、 「ひとりを楽しめる」力をもつこと。 「ひとりを楽しむ力」をもつことで、 人に 頼りきらない関係 を築けるようになる。「雑談力」「偏愛マップ」 などのコミュニケーション術を提唱してきた齋藤孝先生が、 大人になってからも役立つ 、 10代のうちに身につけておきたい 「本当の人づきあい」 を伝授。

目次抜粋

・自分の課題、 他人の課題を区別する

・「みんな友だち」「みんな仲よく」でなくていい

・友だちの「多さ」は意味がない

・いまがすべてじゃない、 友だちとは流動的なもの

・好きなものをあいだに置く「三角形の関係」

・友だちよりも、 仲間をつくろうよ

・学校の外に目を向けてみる

・「能動的ひとりぼっち」状態を手に入れる

・きみは「ひとりになる勇気」がある?

・「犀(さい)の角のようにただ独り歩め」

・「友だちだから言うけど」は鋭い刃

・失礼なことを言われたときに、 「かわす」技術があるか

・「ノー!」と言わなきゃいけない関係もある

・人をいじめてしまう危険性を、 みんな潜在的にもっている

・後悔も、 自分の背中を押して次に進むパワーにできる

・「心の距離」を縮めるための7つの作法

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