ドジャースの開幕投手はカーショウ ロバーツ監督が明言

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、新型コロナウイルスの影響によってスプリング・トレーニングが中断される前の時点で、今年の開幕投手にクレイトン・カーショウを指名していたが、4ヶ月が経過した現在もその方針に変わりはなく、改めてカーショウを開幕投手に指名した。カーショウは7月23日(現地時間)に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるジャイアンツとの開幕戦で先発する。

カーショウが開幕投手を務めるのは2011年以降の10年間で9度目。昨年は左肩の炎症によって開幕戦で投げられず、開幕投手は8年連続でストップしていた(昨年の開幕投手は柳賢振)。ちなみに、カーショウが開幕投手に定着する前は、ビテンセ・パディーヤ(2010年)、黒田博樹(2009年)、ブラッド・ペニー(2008年)らが開幕投手を務めている。

今年がメジャー13年目のシーズンとなるカーショウは、日本時間7月7日に行われた紅白戦でロス・ストリップリングと投げ合い、4イニングを投げた。「全盛期を過ぎた」と言われることが多くなっているものの、それでも昨年は29試合(うち28先発)に登板して178.1イニングを投げ、16勝5敗、防御率3.03、189奪三振をマーク。頼れるスターターであることに変わりはなく、8度目のオールスター・ゲーム選出を果たしたほか、サイ・ヤング賞の投票では8位にランクインした。

開幕戦の舞台となるドジャー・スタジアムでは、昨年16試合に先発して10勝2敗、防御率2.89の好成績をマーク。ジャイアンツ戦では、昨年は1勝2敗に終わったものの、防御率2.37とピッチング自体は安定しており、通算でも23勝12敗、防御率1.74と好相性を誇っている。

チーム内では若手右腕のウォーカー・ビューラーも台頭しているが、簡単にエースの座を譲るわけにはいかない。新加入のデービッド・プライスが今年の出場を辞退したこともあり、先発投手陣の柱としてカーショウにかかる期待は大きい。

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