「百合丘」ヤマユリで再現 地元高校の活動10年目、今年は敷地外からどうぞ

見頃を迎えたヤマユリ=県立百合丘高校

 神奈川県立百合丘高校(川崎市多摩区)の「百合の花咲く丘プロジェクト」が今年、開始から10年目を迎える。同校正門近くの丘では、ヤマユリ約50株が見頃になった。

 プロジェクトは、ユリの花にあふれていたかつての百合丘を再現しようと、同校の生徒や職員、地元関係者らが2010年11月、ヤマユリの球根を植えたことに始まる。

 地域住民らを招く観賞会は今では地域でなじみの催しとなったが、今年は新型コロナウイルス感染症を考慮し、取りやめた。

 ヤマユリの見頃は来週ぐらいまで。同校は「大輪の花は遠くからも見える。観賞会は中止になってしまったが、校門の外から眺めてもらえれば」と話している。

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