アクーニャJr. 22歳以下で80本塁打&70盗塁なら史上4人目

異例の60試合制で行われる2020年シーズンだが、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)は過去にアレックス・ロドリゲス、アンドリュー・ジョーンズ、マイク・トラウト(エンゼルス)の3人しか達成していない大記録を達成する可能性がある。それは22歳以下での通算80本塁打&70盗塁だ。

現在22歳のアクーニャJr.は、昨年までのメジャー2年間で67本塁打&53盗塁を記録。21歳以下で通算60本塁打&50盗塁を達成したのはアクーニャJr.のほかにロドリゲス、トラウト、ケン・グリフィーJr.だけである。

今年3月、ブライアン・スニッカー監督はアクーニャJr.について「以前より身体が大きくなり、力強さも感じられる」と語っていた。また、アクーニャJr.自身は今年2月、同僚のオジー・アルビーズに対してメジャー史上初となる「50-50(50本塁打&50盗塁)」を目指すことを宣言していた。

残念ながら60試合制の短縮シーズンで「50-50」を達成するのは現実的ではなく、大記録への挑戦は来年以降に持ち越しとなる。しかし、60試合で13本塁打以上かつ17盗塁以上を記録すれば、ロドリゲス、ジョーンズ、トラウトに次ぐ史上4人目の快挙が達成される。

また、アクーニャJr.は60試合制のシーズンで「20-20」を達成する可能性も秘めている。過去25年間、シーズン中の60試合のスパンのなかで「20-20」を達成したのは1998年のロドリゲス、2004年のカルロス・ベルトラン、2006年のアルフォンゾ・ソリアーノ、そして昨年のアクーニャJr.の4人だけだ。

22歳のシーズンまでにロドリゲスは106本塁打&97盗塁、トラウトは98本塁打&102盗塁、ジョーンズは80本塁打&74盗塁を記録。アクーニャJr.にとってジョーンズはブレーブスの先輩でもある。メジャー3年目となる今年、アクーニャJr.が偉大な先輩たちの仲間入りを果たすことができるか注目だ。

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