長引く雨 土砂災害に警戒を 地盤が緩んでいる所も

活発な梅雨前線の影響で、三重県内では激しい雨の降っている所があります。

これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があるため、津地方気象台では土砂災害に警戒するよう呼びかけています。

西日本から東日本にのびる前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んでいる影響で、県内では9日、大気の状態が非常に不安定となり激しい雨が降りました。

9日午後には、尾鷲で1時間に35.5ミリ、南伊勢で33ミリ、御浜で32.5ミリの激しい雨を観測しました。

9日午前0時の降り始めから午後8時までの雨量は、大台町で77.5ミリ、大紀町で76.0ミリ、尾鷲市で74.5ミリとなっていますが、東紀州地域では3日から8日までに400ミリを超える大雨となり、地盤の緩んでいる所があります。

県内では10日以降も大雨が続く恐れがあり、10日午後6時までに予想される1時間の降水量は、多いところで北中部・南部ともに30ミリ。

10日午後6時までの24時間降水量は、多いところで北中部80ミリ、南部100ミリの予想です。

津地方気象台では、これまでの雨で地盤が緩み土砂災害の危険度が高い状態が続くとして、引き続き警戒するよう呼びかけています。

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