恋人でも夫婦でも「ラブラブで長続きする」ための10の方法

皆さま、こんにちは。
皆さまは、男性とのお付き合いは長続きする方ですか?それともいつも短期間で終わってしまうのでしょうか。恋愛や男女の関係が長く続くには、それなりのコツもありますが、相手との相性もありますよね。
今回はカップルがラブラブで長続きするための方法について、心理学的、脳科学的に解説していくので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

1:カップルには類似性カップルと相補性カップルがある


似たもの同士の類似性(るいじせい)カップル

類似性とは自分と似ている人に強く惹かれること。
男女が出会うと、自分と似ている人に共鳴され、惹かれ合ってお付き合いに至るケースが多いです。

ただし、類似性カップルは、最初はお互い似ているから、特にトラブルも少なく順調にお付き合いが続きますが、だんだん物足りなくなって飽きを感じてきたり、似ているからこそ、お互いの嫌な部分、苦手な部分も同じなので、次第に近親憎悪的(自分と似ている人に対して憎しみを持ってしまうこと)な嫌悪感が生まれてくることがあります。

また、似ているといっても、やはり違う部分もででくるので、付き合いが続いていくうちに、相手と自分との違う部分に向かいあうことになります。こういったことが原因で、類似性を優先したカップルは、早めに倦怠期が訪れやすく、倦怠期が原因で別れてしまうことも多いそうです。

 

違うから惹かれ合う相補性(そうほせい)カップル

相補性とは、自分にないものを持っている人に強く惹かれること。
男女は自分と違うタイプだからこそ、強く心惹かれる場合があります。自分とは違うタイプの相手とお付き合いすると、お互いにないものを持っているので、プラスの部分とマイナスの部分を補い合うことができます。
また、自分とは全く違った価値観や思考、行動力に魅力を感じますし、刺激も受けます。

ただし、付き合いが長くなると、性格や価値観などの違いに疲れや違和感を覚えるようになり、恋愛感情がトーンダウンしてくることがあります。そして、違うからこそ惹かれ合うという時期が過ぎて、自分と相手の違う部分が、やはり理解できない、受け入れられないという時期に突入してしまうのです。

 

類似性カップルも相補性カップルもいずれは向き合う壁

類似性カップルも相補性カップルも遅かれ早かれ、一度相手と向き合って、相手に譲ったり、相手を受け入れることを学ばければ先に進めない時期がきます。

類似性カップルの壁となる早めの倦怠期は、ある意味トラブルのない平和な時期ともいえるのですが、ラブラブな状態を長続きさせたければ、お互い適度に刺激しあうことが大切。ふたりで新しいことをはじめるのも良いでしょう。
そして、似ているからといって相手を理解していると思い込まず、小さなことでも確認して伝えたり、良いところを積極的に褒めてみてください。

相補性カップルは、相手との違いが受け入れられない、面倒になってきたと感じる時期になったら、自分を受け入れて欲しいと思う気持ちより、相手を受け入れるという気持ちを強くもった方が、この時期を乗り越えやすくなります。
特に男性は女性に受け入れて欲しいと思う気持ちが強いので、女性側が意識して、相手と自分との違いを受け入れてあげる方がうまくいくでしょう。

 

2:恋愛感情は3年以上続かない?


人が恋をすると脳内に「PEA(フェニルエチルアミン)」という物質が分泌されます。
PEAは恋愛した時のトキメキ感をコントロールするホルモンで、PEAが分泌されることによって、恋愛をしている時はドキドキしたり、興奮したりするんですね。
そしてPEAの作用により、快楽ホルモンと呼ばれる「ドーパミン」も分泌されるのです。

しかし、PEAが脳内に分泌される期間は、約数か月~3年。これは常に快楽を感じている状態が長く続くと、脳や身体に負担がかかるためだからです。
そう、「恋愛は3年で終わる」説は脳内化学的には正論と言えるのです。

恋愛している時のドキドキ感は素晴らしいものですが、お互いのトキメキが無くならないうちに、信頼関係を築いて、「好き」というトキメキの感情から「本物の愛」に代わるようなカップルになれば、安定したお付き合いが長く続くでしょう。

 

3:釣った魚に餌をやらない


「釣った魚に餌をやらない」とは、交際前は優しく、交際後は冷たくなるという、態度の変化を表す言葉。
男性は女性とお付き合いする前は、彼女を手に入れるために、メールやLINEのやり取り、プレゼント、デートの誘いなど様々なアプローチを積極的に試みます。これは男性の脳内に分泌されるテトステロン(男性ホルモン)の作用により、「魅力的な女性を自分のものにしたい」という欲求を起こるからです。
でも、一度女性を自分の手の中に入れたと感じると、テストステロンの分泌量が減り、急に恋愛感情がトーンダウンして、女性に対する扱いや態度が手抜き状態なることが多いのです。

男性からすれば、意識して手抜きをしているわけではなく、彼女を手に入れることができた安心感による手抜きなのですが、女性側からすれば、付き合う前との温度差に「愛されていない」「大切にされていない」と感じてしまいます。

この場合、付き合いはじめの時のようなラブラブモードを保っていたいのであれば、女性側からの男性への適度な刺激も必要です。女性はヘア&メイク、ファッション、ダイエットなどでいつでも自分の印象を変えることができますから、男性の気持ちが冷めないように、たまにはルックスチェンジなどして、刺激を与えてみましょう。

 

4:LINEやメールなどのやり取りは、ペーシングを使う


ペーシングとは相手の言語、非言語(言葉以外の手段を用いたコミュニケーション)のペースに合わせていくこと。人は自分と似ているものを好む傾向にあるので、ペーシングを使うと心理的距離間が縮まると言われています。
例えば、LINEやメールなどのやり取りの内容や頻度が原因で、カップル間のトラブルやケンカが起きてしまうこともしばしばありますよね。

そういうときは、相手に合わせてみましょう。
LINEなどの場合、既読したら即返信、またはしばらく立ってから返信する。スタンプや顔文字を使う、使わない、言葉遣い、文体、文章量のボリュームなどを相手に合わせると、カップル間のケンカやトラブルを防ぐことができるそうです。

ただ、ペーシングもやり過ぎは要注意。あまりにも似せすぎると不自然になるので、ちょっと意識して近づけてみるくらいが良いでしょう。

 

5:ウィンザー効果で信頼関係を深める


ウィンザー効果とは第三者から間接的に情報が伝達することによって、より信憑性や信頼感が増すこと。
例えば、彼や自分の知人など、第三者を交えた場で「彼ってとっても優しいの、頼りがいがあるの」と、彼を誉める。または普段から彼が優しいと第三者に伝えていて、その話を彼が第三者から聞く。こうして相手への感謝の気持ちや誉め言葉が、第三者を交えて間接的に伝わることで、よりふたりの信頼感がUpするのです。

 

6:ケンカは長引かせない


ある心理学の研究結果によると、「相手とケンカした場合、15分以内に謝罪をした方がお互いの気持ちを素直に伝えることができる。また15分以内の方が謝りやすい」というデータが出ています。
逆に悪いパターンは、お互いに言いたいことも言わず、ダンマリを決め込んでケンカを長引かせること。

ケンカ自体は、相手に自分の気持ちや意見を素直に言える良いキッカケでもあるので、悪いこととは言えません。
ただ、ケンカが長引くとお互い譲れなくなってしまうこともあるので、まずは自分から最初に謝りましょう。そして謝ってから、改めて自分の意見を伝えたり、相手の意見を聞いて、理解しあうことが大切です。

 

7:男性には孤独の時間、孤独の空間が必要


男性ホルモンのテストステロンは、闘争心を掻き立て、やる気を生み出します。そして、人を孤独にも強くする効果があるので、別名「孤独を愛するホルモン」とも呼ばれています。これは、太古の時代、狩りや戦いに備えて、ひとりで体を休める必要があったという習慣が残っているためとも言われています。
テストステロンは仲間意識も強めますが、ひとりになりたいという欲求を強める作用もあります。特に仕事でストレスを抱えたとき、テストステロン値が高い、つまり男らしい男性程ひとりになりたがる傾向は強くなります。
そのため、男性はどんなに彼女を愛していても、ひとりで考えに没頭したり、ひとりで行動したい時があります。
それはあくまでもテストステロンの作用なので、女性側が男性が孤独を好む傾向があることを理解してあげた方が、お付き合いが長続きするでしょう。

 

8:甘えるのはOK、依存はNG


「甘える」は「相手の好意に遠慮なくよりかかる。またはなれ親しんでわがままに振る舞うこと」。「依存」とは、「他人や組織、ものに愛情や支持、保護、援助を求め、それがなくては生きていけない状態のこと」。
多くの男性は、女性に甘えられたり、頼られると、自己重要感(自分が大切にされていると感じること)を感じることができて嬉しいと思います。彼女や妻が夫に甘えるということは、「~して欲しいな」「~してくれると助かるな」くらいのレベルなので、その甘えを相手が受け入れてくれなくても、どうにかなるものですが、依存は「あなたがいないと生きていけいない」「~してくれないと困る」というレベルになるため、相手側に負担がかかります。
男性は女性の甘えは嫌いではないけど、依存はうっとうしく思います。
女性側もある程度自立心を持っていないと、甘えではなく依存になってしまうので、これからも一緒に生きていくパートナーだからこそ、依存はせず、お互い支え合って寄り合っていける向き合い方がベストと言えるでしょう。

 

9:結婚12年目から本当の倦怠期が始まる?


アメリカの大学の研究結果によると、類似性を優先した似たもの夫婦は、結婚12年を超えると性格の共通点が多いいことで満足度が下がってくるそうです。
また、最も幸福な夫婦関係というものは、互いに全く似ていない人々によるものだというデータも出ています。
結婚の満足度が下がってきたと感じたら、夫婦で「楽しい」と感じることを共有したり、まだ経験したことのない新しい体験をするとの脳内の報酬系システム(心地よいことが起きた時に活性化し、人間や動物に「快感」を感じさせる脳内システム)が刺激され、お互いが幸福な気持ちになるそうです。

 

10:恋人でも夫婦になってもスキンシップは大切


人はハグしたり、手繋ぎをするなど、人と触れ合うことで「オキシトシン」というホルモンが分泌されます。
この「オキシトシン」は別名「信頼ホルモン」「癒しホルモン」とも呼ばれていて、人が幸福感を感じている時に分泌され、男女間の信頼関係や愛情を向上させる効果があるホルモンなのです。

実は、30秒のハグで分泌されるオキシトシンにより、1日のストレスが3分の1に減少されると言われていて、また積極的に手繋ぎ、ボディタッチやキスをしているカップルは良い関係が長続きするそうです。

手繋ぎやキス、ボディタッチが恥ずかしいと感じるなら、お互いの身体の疲れをとるためのマッサージや肩揉みなどで、スキンシップを試み、良いカップル関係を長続きさせるポイントとなる「オキシトシン」をたくさん分泌していきましょう。

 

蓮香アドバイス


恋人同士、夫婦などの男女関係において、うまくいかない状態になると相手の性格のせいにしがちになりますが、実は男女の脳差による脳科学的な要因、または心理学的要因だったりします。
男と女は脳や身体の構造上、全く違った生き物といっても良いほどの存在。
だから、恋人同士ても夫婦でも、お互いの違いを受け入れないと、幸せだと思って共に生きていける時間は少なく、つまり多幸感を得にくくなるのです。

夫婦関係も含めて、男性とのお付き合いが長続きしない女性、または長続きするタイプの女性でも今後の予防策として、ぜひ今回の記事を参考にしてくださいね。

この記事を書いた人:

蓮香

『ココロやカラダに潜む悩みや不安の種は、増やさず育てず!』をモットーに、女性誌をはじめ男性誌でも活躍中。

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