【医師に聞いてみた】メイクも映えるし、モテたいから、やっぱり二重まぶたになりたい!と二重まぶたに憧れている女性も多いかと思いますが、そもそもなぜ多くの 男性は二重の女性が好き なんでしょか?
今回は、日本人の「まぶた」につい掘り下げてご紹介。自然に二重にする方法やマッサージは、効果があるのでしょうか?
そもそも日本人に一重が多いのはなぜ?
二重についてお話する前に、まずは、日本人はなぜ一重が多いのか?歴史をさかのぼってみていきましょう。
人類はもともと二重だった
人類の起源はアフリカで誕生し、そこから徐々に世界中に広がっていったと考えられています。
赤道近くの熱い地域から徐々に色々な地域へと人間の住む範囲が広がっていき、その地域の環境に合わせるように、人の体も進化していくこととなります。
一重は、氷河期時代に二重から進化して生まれた
氷河期時代、寒い地域(シベリアなどの極寒の地)に移住してきた人間は、その寒さから身を守るために、まぶたに脂肪をため込み、また一重にし、目にシェードをすることで、激しい風雪にも耐えられるように進化していったのです。
一重まぶたに進化した人間は、そこからさらに移動をし、現在の中国や韓国、そして私たちの住む日本に移住していったと考えられ、日本に住むようになった人々が弥生人とされています。
日本人は、二重の縄文人と一重の弥生人の混血
では、日本人全員が一重なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、弥生人が日本に移住するさらに昔に、すでに日本に移住していた人々がいました。
それが縄文人です。
縄文人は、氷河期の寒い季節にシベリアなどを渡り歩いていなかったため、目は二重のまま、進化せずに日本にたどり着いたと考えられています。
現在の日本人は、縄文人と弥生人の混血であるため、一重の人と二重の人の両タイプの人が存在しているというわけです。
やっぱり二重がモテる? 男性は二重の女性が好き?
さて、私たち日本人の、一重の人と二重の人に分かれる理由がわかりましたが、二重の女性が好きな男性がどれくらいいるのか、も気になりますよね。
そこで、男性を対象にした「女性の二重と一重に関するアンケート」を調べてみましたところ、ほとんどのアンケートで7割以上の男性が「二重」が好きと答えていました。
どうして、”進化の産物”の一重より、二重がモテてしまうのでしょう?
なぜ、みんな二重が好きなの?
現在は二重が好まれていますが、昔は、二重は憧れの対象ではなかったようです。確かに平安美人といわれる人の特徴は、切れ長の一重であるとされていますよね。
二重人気は明治以降!?
二重まぶたの方が「可愛い」「美しい」という風に美の基準が変わってきたのは、意外にも明治時代に入ってからで、日本に欧米の文化が取り入れられてからのことです。
欧米での美の基準が、私たちアジア人の中でも取り入れられ、欧米人のような、大きくてきれいな二重が美しいとされるようになりました。
その他の二重が可愛いと思われる理由
欧米の美の基準に合わせるようになったという理由以外にも、次のような理由が考えられます。
一般的に愛らしいとされていて、「助けたい」「愛したい」と思われる動物や、赤ちゃんの目って、大きくてつぶらな目をしていますよね。
このように、赤ちゃんや動物のような大きい目をしている人を「可愛い!」「守ってあげたい!」と、私たちの本能が思ってしまう。ということが考えられます。
自力で二重になる方法ってあるの?
私たちが二重の人を好きな理由がある程度わかったところで、やっぱり気になるのが、二重になるための方法ですよね。
そもそも、一重と二重では何が違うのか、その違いを見ていきましょう。
一重と二重の違い
一重の人にはもともと、眼窩(がんか)脂肪というまぶたにある脂肪が多く、多いほど、強い一重になり、少ないほど、二重になりやすくなります。
また、下位横走靭帯(かいおうそうじんたい)という靭帯がまぶたにありますが、その靭帯が発達している人ほど、二重になりにくく、この靭帯が細いひとは二重になりやすいといえます。
マッサージで二重にすることはできるの?
ネットでもなにかと話題になっている「二重マッサージ」。結論からいうと、残念ながらマッサージだけでは二重にはなりません。
むくみなどで、単純に顔がむくんでいる場合などは、マッサージをすることによってそのむくみが取れ、すっきりした印象になりますが、マッサージでは、脂肪も靭帯もとることができませんので、根本的には二重にすることはできません。
逆に皮膚に刺激を与えることによって、しわやたるみの原因になってしまいます。
アイプチ、アイテープは効果あるの?
では、アイプチ、アイテープはどうでしょうか?
長年使い続けていたら、二重になったという人も実際にいるので、効果がないわけではなさそうです。
ですが、アイプチやアイテープを長年使い続けていると、目元がかぶれたりする原因となってしまいます。
何度もかぶれたり、またアイプチなどで強い刺激をまぶたに与え続けてしまうと、まぶたが、ひざやひじの様に皮膚が硬化し、より二重になりにくくなってしまう可能性も…。
何度か、アイプチ、アイテープを使ってみても二重にならない場合は、それ以上続けるのは止めた方が賢明かもしれません。
今人気の二重って、どんな二重?
2000年代ころは、安室奈美恵さんや、浜崎あゆみさん、観月ありささんなどの、いわゆる二重の幅が広い、「ぱっちり二重」が人気でした。
現在では、新垣結衣さんや、綾瀬はるかさん、有村架純さんなどの自然な二重幅、いわゆる「奥二重」が人気のようです。
華やかさが求められていた2000年代と違い、現在は、ナチュラル思考の人が増え、ナチュラルな目元を好む男性も増えてきているようですね。
それでも二重にしたい人は医師に相談を
一重の人と二重の人の違いに人間のルーツが関係しているとは驚きですよね。
また最近は、「オリエンタルビューティー」なんていう言葉があるように、一重であってもそのミステリアスな目元、美しい肌と髪に憧れる欧米人も増えてきています。
ただ、それでもどうしても二重にしたい!という方は、マッサージやアイプチで皮膚を傷めつけてしまう前に、美容クリニックなどに相談してみるのもよいでしょう。
アドバイザー:サフォクリニック 片岡二郎院長
サフォクリニック院長 / 美容外科医・医学博士
80年の歴史を持つ伝統的な技術と、最先端治療技術の融合
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