長崎にプロバスケチーム ジャパネットが設立へ Bリーグ参入目指す

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)のグループ会社で、地域創生事業を担うリージョナルクリエーション長崎(長崎市)は10日、プロバスケットボールクラブを設立すると発表した。バスケットボール男子Bリーグへの県内初の参入を目指す。
 サッカーJ2、V・ファーレン長崎に続き、スポーツを通して地域活性化を図るのが目的。長崎市で2024年を目標に、サッカー場やホテル、商業施設などを整備する「長崎スタジアムシティ」のアリーナをホームとする方針。
 6月にBリーグ3部(B3)の公式試合参加資格を申請。来年5月に審査の結果が出る予定。認められれば、21~22年シーズンから参入する方針。こうした手続きと並行して、クラブの結成作業を進める。
 クラブ名は一般公募で決める。特設サイトかV長崎の公式アプリで10日から募集を始め、8月31日まで応募できる。投票で9月末に決定する。
 高田旭人社長は「バスケットもサッカー同様に競技人口が多い。県内の人と話をする中で、地元にプロのクラブを望む声が多かった。サッカーで感じた喜びやワクワクをバスケットでもつくり上げていきたい」としている。
 県バスケットボール協会の太田京子専務理事は「子どもたちの夢になるチームができるのはうれしい。協会としてもできる限り協力して長崎のバスケを盛り上げていきたい」と歓迎した。

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