ミッフィーの世界触れて 11日から「ブルーナ」展

ミッフィーの作者ディック・ブルーナの作品や近現代のアートへの理解を深める特別展=10日、宮崎市・県立美術館

 うさぎの女の子「ミッフィー(うさこちゃん)」の生みの親として知られる、ディック・ブルーナの世界観などを紹介する特別展「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」(宮崎日日新聞社など主催)は11日、宮崎市の県立美術館で開幕する。10日は関係者らが出席し、開会式とメディア向け内覧会が開かれた。
 ブルーナの創作した絵本「うさこちゃん びじゅつかんへいく」のストーリーに沿って作品を展示。ミッフィーをナビゲーターに、ブルーナが手掛けたイラストなど約140点と同館が所蔵する近現代の芸術家の32点の魅力を紹介する。わずかな色しか使用せず、シンプルさを追究したブルーナのデザイン哲学にも触れる。
 開会式では、主催者を代表して日隈俊郎県教育長が「ミッフィーと一緒に作品との出合いを楽しみ、充実した時間を過ごしてほしい」とあいさつした。
 特別展は8月30日まで。午前10時~午後6時(入場は午後5時半まで)。同10日を除く月曜と同11日は休館。入場料は一般千円、小中高生500円、未就学児は無料。

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