長崎みなとメディカルセンター医療技術職員感染 新型コロナ、県内20人目

 長崎市は10日、長崎みなとメディカルセンター(新地町)に勤務する医療技術職の20代女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。軽症という。市が詳しい行動歴や濃厚接触者について調べている。本県での感染確認はクルーズ船の集団感染を除き20人目。同市では4人目。
 同病院や市によると、女性職員は9日夜に発熱などを訴え、10日午前に同病院の蛍光LAMP法による検査で陽性反応が出た。市保健所がPCR検査をし、陽性が確認された。現在、同病院の感染者用の病床に入院している。
 院内でこの職員と接触があったとみられる外来、入院患者27人と医療従事者52人の計79人のうち、24人については同日中にLAMP法で検査し、全員が陰性だった。
 記者会見した門田淳一院長は「驚きとともに市民の皆さんに不安と心配を掛けて申し訳ない」と話した。

 


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