山の斜面に「ハートマーク」出現? 実は…妻の誕生日祝い、草刈りで表現

ハート型に刈られた山の斜面と高谷さん(京都府南丹市園部町)

 京都府南丹市園部町宍人の交差点近くにある山の斜面で、ハート形に草が刈り取られている。道行く人が車内から眺めたり、写真に収めたりして楽しんでいる。

 ハートマークを作ったのはこの土地の所有者で農家の高谷宏和さん(63)。妻の久子さん(63)の誕生日を祝おうと、6年前から刈り始めた。毎年5月末から11月にかけて、ハートの形を整えるために草刈り機で3、4回刈っている。
 近くにある旧摩気小では放課後児童クラブが運営されており、夕方になると帰宅する親子らが、車から眺めて楽しむ姿も見られるという。
 高谷さんは「遊び心で始めたが、地域の人に楽しんでもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

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