激しい雷雨、県内で床下浸水 12日も大気の状態不安定の見込み

激しい雨で屋根から雨が漏れたJR戸塚駅のホーム=12日午前0時ごろ

 梅雨前線の影響で、県内は11日夜から12日未明にかけて、雷を伴った激しい雨が降った。県の集計では、厚木、秦野両市で住宅計2棟が床下浸水した。1時間50ミリ以上の激しい雨となった所もあり、平塚、小田原市など7市町に一時、警戒レベル4相当の土砂災害警戒情報が発表された。

 横浜地方気象台によると、上空への寒気の流入で12日も大気の状態が不安定になる見込み。昼すぎから夜にかけて雷を伴った強い雨が降る恐れがあるとして、注意を呼び掛けている。

 一連の大雨で降り始めとなった3日正午からの総雨量は、箱根町で713.5ミリ(12日午前6時現在)。山北町は390.0ミリ、小田原市で285.0ミリ、三浦市では228.5ミリとなった。

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