フェラーリのルクレールがQ2落ち「上位とのタイム差に愕然」クビアトへの妨害で3グリッド降格も【F1第2戦予選】

 2020年F1シュタイアーマルクGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは11番手だった。

 ウエットコンディションの予選で、ルクレールはQ1で1分20秒871、Q2で1分19秒628のタイムをマーク、Q3に進出することはできなかった。Q2でルイス・ハミルトンが記録したトップタイムとの差は1.803秒だった。

 さらにルクレールは、予選Q2においてアルファタウリ・ホンダのダニール・クビアトの妨害をしたと判断され、3グリッド降格のペナルティおよびペナルティポイント1を科された。スチュワードは、雨で視界が悪かったこと、ルクレールが故意に妨害したわけではないことを認める一方で、フェラーリからは後ろからクビアトが近づいてくることが伝えられており、ルクレールは異なる対応をとることができたはずであると判断した。

 これによりルクレールは、現地土曜に発表された暫定スターティンググリッドでは14番グリッドが与えられている。

2020年F1第2戦シュタイアーマルクGP土曜 シャルル・ルクレール(フェラーリ)

■スクーデリア・フェラーリ
シャルル・ルクレール 予選=11番手
 今日の僕らは単純に十分な速さがなかった。上位とのタイム差を見て本当に驚いた。対処すべきなのは間違いない。バランスについて言うと、ドライコンディションではマシンは走りやすく、ウエットでも同じような感じだった。それでも、あちこちに問題を抱えていて、それを解決すべきなのは明らかだ。僕自身も、こういったコンディションでのドライビングについて、向上する必要があると思う。

 Q2でエクストリームウエットタイヤの2セット目を履いて出ていったタイミングで雨が激しくなり、タイムを更新することができなかった。とても残念だ。

 昨日はよりアグレッシブなセットアップを選んだ。それによって雨ではドライビングの面で予測しづらい部分があったのかもしれない。今日はそいういう面でつけを払ったということだろう。それでも、明日に向けて正しい選択をしたという自信があるので、それによるメリットがあるはずだよ。

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