先発の平良、好投も今季初黒星 打線の援護に恵まれず

 横浜DeNAは12日、甲子園球場で阪神6回戦に臨んだが1―2で惜敗した。この日が25歳の誕生日だった先発の平良は6回1失点と好投も打線の援護に恵まれず今季初黒星を喫した。平良は「ピンチの場面でも粘れる投手になりたい」と話した。

 平良は六回2死二塁から阪神・大山にシンカーを左前に運ばれて均衡を破られたが、これで4試合連続でクオリティースタート(6回以上で自責点3以内)をクリアし、先発としての役目は十二分に果たした。

 一方、打線は阪神・岩貞の前に消極的なスイングが続き、八回まで散発3安打と沈黙。九回にロペスのタイムリーで1点を返すのがやっとだった。今季最初の甲子園での阪神戦に負け越し、7度目の挑戦でも貯金を4に増やすことができなかった。ラミレス監督は「(8日の広島戦から始まった)ビジター遠征はほぼ5割で来ていて悪くない。残り3試合、最低でもキープして(17日からの)ホームの連戦で勝って貯金を作っていきたい」と気丈に話した。

ラミレス語録

 「単純に岩貞の投球がすごく良かった。低めに集められ(甘い)ストライクを見逃してしまった。野球なのでこういうこともあり得る。勝ち負けが交互に続いているが良くも悪くもない。ビジターでの戦いはほぼ5割できている。最低でもキープして(17日からの)ホームの連戦につなげて貯金を増やしていきたい」

© 株式会社神奈川新聞社