ドジャース・ジャンセン コロナから回復してチームに合流

ケンリー・ジャンセン(ドジャース)は、3週間近くにわたる新型コロナウイルスとの戦いから回復し、日本時間7月13日、ようやくチームの夏季キャンプに合流した。チームへの合流が遅れたジャンセンだが、日本時間7月24日に本拠地ドジャー・スタジアムで行われるジャイアンツとの開幕戦には間に合うと考えているようだ。

ジャンセンは心臓のコンディションに不安を抱えているため、新型コロナウイルスについて「中程度のリスクがある患者」と見なされている。ジャンセンによると、息子が最初にコロナに感染し、その後まもなく家族全員が陽性と判定されたという。現在は家族全員の体調が回復しており、ジャンセン自身もメジャーリーグ機構が定めたプロトコルを経て、チームへの合流が認められた。

周りの選手よりも大きなリスクを抱えるジャンセンだが、出場辞退を考えたことは1度もないという。「僕はいつだってプレーしたいんだ。野球というゲームが大好きだし、ファンのためにプレーしたい。ドジャースのファンだけでなく、世界中のファンがテレビで見るのを楽しみにしているからね」とジャンセン。この4ヶ月間、自宅のジムでトレーニングを続けてきたため、コンディションは良好のようだ。

ドジャースはジャンセンのほか、ペドロ・バイエズとスコット・アレクサンダーもチームに合流できていなかったため、ジョー・ケリーとブレイク・トライネンの2人が代役のクローザー候補に挙げられていた。ジャンセンは開幕に間に合う見込みであり、バイエズについてもデーブ・ロバーツ監督が「開幕までに準備は整うだろう」と話しており、ブルペンが駒不足の状態のまま開幕を迎えることは回避できそうだ。

ジャンセンは「コロナは本当に深刻な問題だ。世界中の全ての人が深刻に受け止める必要がある」と警鐘を鳴らす。「常にマスクを着用してほしい。僕たちはウイルスを防ぐためにあらゆる対策をしていたけれど、家のなかにウイルスが侵入し、あっという間に広がってしまった」と世界中へメッセージを発信した。

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