脳死判定を受けた男性から摘出した腎臓の移植を実施 鷹揚郷腎研究所弘前病院での腎臓移植手術は14例目

鷹揚郷腎研究所弘前病院

弘前市の鷹揚郷腎研究所弘前病院で12日、岩手県の病院で脳死判定を受けた男性から摘出した腎臓の移植手術が行われました。

岩手県立大船渡病院によりますと、臓器を提供したのは低酸素脳症の治療を受けていた60代の男性で、10日、臓器移植法に基づく脳死と判定され、男性の家族が、臓器提供を承諾しました。

男性から摘出した腎臓は12日午後、弘前市の鷹揚郷腎研究所弘前病院に運ばれた後、津軽地方在住の70代女性に移植されました。弘前病院によりますと、女性の経過は良好で20日間ほどで退院できる見込みです。

脳死による臓器提供は国内で704例目、鷹揚郷腎研究所弘前病院での腎臓移植手術は、5月に続き14例目です。

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