1本竹から作る日永うちわ 松阪木綿や伊勢木綿を利用し300種

300年以上の歴史を持つ三重県の伝統工芸品の日永うちわが、本格的な夏の到来を前に人気を集めています。

1本の細い竹から作られる日永うちわは、あおぐと柔らかな風を感じ、お伊勢参りの土産物として古くから愛されてきました。

現在、日永うちわを生産しているのは、四日市市にある稲藤だけ。稲藤では、松阪木綿や伊勢木綿のうちわ、携帯しやすい小さめのうちわなど約300種類の日永うちわを販売しています。

持ち手の上部分に香り玉が入った「香るうちわ」は、オイルを染み込ませるとアロマの癒やしを感じられると人気だということです。

「日永うちわ」はオンラインでも販売され、贈り物として購入する人も多いということです。

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