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俳優の山本裕典さんや、映画評論家の有村昆さんらが新型コロナウイルスに感染し、計30名の集団感染が明らかとなった舞台『THE★JINRO イケメン人狼アイドルは誰だ!!』。
その杜撰な感染防止対策が明らかとなり、ネット上で「あまりにも杜撰過ぎたからこうなった」「ワガママな客と運営の認識と対策が甘かった」といった声が寄せられています。
7月5日まで、東京・新宿シアターモリエールで上演されていたという同舞台。
主催者の発表によると、千秋楽翌日の6日に出演者1名の感染が発覚し、現在までに出演者やスタッフ、来場客など計30名の感染が確認されているといいます。
クラスターが発生してしまった背景には、杜撰な感染防止対策があったとされており、検温や消毒などはしていたものの、来場客からは「出演者と最前列の客席の距離は1m程度」「役者が見えにくくなるといった理由から、フェイスシールドの着用を拒否する客がいた」「席と席の間隔は30cm程度」「出待ち客に出演者が握手やサインをしていた」などといった証言が寄せられているようです。
また、広くない楽屋に多くの出演者が混在していたことや、公演期間中に体調不良を訴える出演者がいたにもかかわらず、上演を強行していたことなども報じられています。
こうした報道を受け、ネット上では、
「一部のワガママな客と運営の認識と対策が甘かったんだろうね」
といった声をはじめ、
「体調不良でも舞台やってたとか。そりゃアカンわ。普通なら体調不良なら代わりの人使うとかいろいろ対策あっただろうけど。あまりにも杜撰過ぎたからこうなった」
「感染自体は仕方がないことだけど。握手や出待ちを止めなかったり、体調不良なのに続けてるってのは完全にまずいよね。そこから感染が広がったらどうするんだろう…」
「体調が悪いと把握していたのに休演させなかった主催者側の責任だし、接触感染が…と言われる中、出待ちしていたファンも対応していた出演者も反省して欲しい」
「せっかく準備してきた公演だから続けたい、楽しみにしていたお客さんがいるから続けたい、という気持ちはわかる。だけどね、感染者を拡大させないだけでなく、公演を続けることによって他の劇団や劇場へ与える影響のことを考えて欲しいと思う」
といった厳しい声が寄せられていました。
またも感染者が増加し、第2波が懸念されている新型コロナウイルス。今回のような杜撰な対策や甘い認識がなくならないかぎり、収束の日はまだまだ先となりそうです。(文◎絹田たぬき)