阪神大山が打率.538と大当たり 広島堂林は8打点…セ週間ベストナインは?

阪神・大山悠輔(左)と広島・堂林翔太【写真:荒川祐史】

ヤクルトが4勝負けなしで単独首位浮上、巨人は3戦全敗

新型コロナウイルスの感染拡大により、3か月遅れで開幕したプロ野球。開幕4週目となった7月7日から7月12日までの1週間には球界で大きな動きがあった。7月10日から有観客試合が再開され、5000人という上限があれど、スタジアムにファンが戻ってきた。

ここでは7月10日から7月12日までの各球団の選手成績を検証。2020年のプロ野球第4週のベストナインをFull-Count編集部独自に選出した。こちらはセ・リーグ編だ。

【セ・リーグ現在の順位表】
↑1 ヤクルト 19試合11勝7敗1分
↓2 巨人 18試合10勝7敗1分 0.5
↓3 DeNA 20試合11勝9敗0分 0.5
↑4 広島 18試合8勝9敗1分 1.5
↓5 中日 21試合8勝12敗1分 1.5
→6 阪神 18試合7勝11敗0分 0

【第4週セ・リーグ】
1 ヤクルト 5試合4勝0敗1分
2 阪神 4試合3勝1敗0分
3 広島 5試合3勝2敗0分
4 DeNA 5試合2勝3敗0分
5 中日 6試合1勝4敗1分
6 巨人 3試合0勝3敗0分

第4週のセ・リーグは大雨の影響を受けて、4試合が中止になった。特に巨人は阪神と2試合、ヤクルトと1試合が雨に流れ、残る3試合は全敗と苦しい1週間になった。一方でヤクルトは5試合で4勝負けなし。巨人、DeNAを抜き、単独首位に浮上した。2試合が中止になった阪神も3勝1敗と2つの勝ち越しと調子が上向きつつあるようだ。

阪神勢は大山に加えて梅野、糸原、岩貞と奮闘した

【第4週セ週間ベストナイン】
先発 岩貞祐太(阪神)
救援 梅野雄吾(ヤクルト)
捕手 梅野隆太郎(阪神)
一塁 堂林翔太(広島)
二塁 糸原健斗(阪神)
三塁 大山悠輔(阪神)
遊撃 大和(DeNA)
左翼 福田永将(中日)
中堅 坂口智隆(ヤクルト)
右翼 該当者なし

この1週間で特に光ったのは阪神勢の活躍だ。特に三塁の大山は打率.538と打ちまくった。助っ人たちに追いやられるように出場機会を失っていた大山だが、マルテの登録抹消に伴って三塁に入ると猛打を爆発させている。梅野は打率.333をマークし、糸原も.400と奮闘し、チームの週間勝ち越しに貢献した。

一塁には堂林を選んだ。週間打率は.450と大山に次ぐ高打率を残し、8打点はセ・リーグでトップ。12球団でもソフトバンクの柳田と並ぶ。今週は三塁での出場が多かったものの、大山との兼ね合いで一塁で選出した。一塁には打率.417、2本塁打の阪神ボーアや2本塁打6打点の中日ビシエド、打率.364、6打点のヤクルト村上と好成績の選手が多かった。

遊撃はDeNAの大和。5試合のうちスタメン出場は4試合だけだが、打率.308を残した。中日の福田は打率.421、ヤクルトの坂口は打率.333と上々のアベレージを残した。一塁や左翼といったポジションに好成績の選手が集まる一方で、右翼のように軒並み成績が出ていないポジションもあった。

最後に先発投手では12日のDeNA戦で8回を投げて3安打無失点と好投した阪神の岩貞を選出。リリーフでは首位に浮上したヤクルトで4試合に登板して無失点、3ホールドをマークした梅野をベストナインとした。(Full-Count編集部)

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