【新型コロナ】仁坂知事「営業再自粛要請の段階ではない」

和歌山県内で、新型コロナウイルスの新規感染者が今月(7月)9日からきのう(13日)まで5日連続であわせて19人発生していることについて、仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事は、けさ(14日)の定例記者会見で「いまのところ、営業自粛要請を再び行う段階ではない」と述べました。

定例記者会見での仁坂知事(7月14日・和歌山県庁)

県では、新型コロナウイルスに伴う不要不急の外出自粛や営業自粛を要請する基準として、新たな感染者が1日に5人以上発生する日が複数日あった場合や、肺炎患者の陽性率と新規感染の陽性率がいずれも7日間の移動平均で5%以上に達した場合、それに、紀北と紀南のいずれかの病床使用率が50%以上に達した場合の4つの条件が重なった場合をあげています。

仁坂知事は「いまのところ基準に達しておらず、営業自粛要請を再び行う段階ではない」と述べ、今後の経緯を注視する考えを示しました。

また県は、県外客の受け入れ自粛強化などの基準として、近隣の府県で1日に40人以上新規感染者が確認された日が複数日あった場合をあげていて、東京や大阪とその周辺で新規感染者が増えているなか、政府が国内観光を促す経済対策「Go To キャンペーン」を行うことについて仁坂知事は「以前の緊急事態宣言のような厳しい受け入れ自粛は今のところ考えていない。感染者の流入は大変不安だが、我々和歌山も食べていかなければならないので、安全に細心の注意を払う必要がある」と述べ、キャンペーンの実施には前向きな見解を示しました。

© 株式会社和歌山放送