ヤマシタヘルスケア増収増益 医療機器販売が好調 5月期決算

 医療機器卸売業の山下医科器械(佐世保市)を傘下に置くヤマシタヘルスケアホールディングス(福岡市)が13日発表した2020年5月期連結決算は、売上高が前期比5.1%増の646億5800万円、純利益も同218.3%増の4億5900万円で増収増益だった。
 本業のもうけを示す営業利益は同7.3%増の5億6千万円。主力の医療機器販売業で磁気共鳴画像装置(MRI)や超音波診断装置、ベッドサイドモニターなどの売り上げが好調だった。
 21年5月期の連結業績は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、手術や検査の減少による医療機器消耗品の売り上げ減、商談の遅延や見送りなど一定の影響が出ると予想。売上高631億800万円、純利益3億4500万円と減収減益を見込んでいる。

© 株式会社長崎新聞社