戸塚純貴「親バカ青春白書」で久々の福田組に気合十分。「自由度が高いからこそ、自分の武器を前面に」

8月2日スタートの日本テレビ系連続ドラマ「親バカ青春白書」(日曜午後10:30)で、ガタローこと小比賀太郎(ムロツヨシ)と娘・さくら(永野芽郁)の親子が共に通う大学の同級生で、自称・YouTuberの根来恭介役を演じる戸塚純貴が、共演するムロへの思いや、“福田組”での撮影について語った。

ドラマは同系の「今日から俺は‼」制作チームの最新作で、笑いのヒットメーカー・福田雄一氏が手掛けるオリジナ
ル作品。娘を溺愛するあまり、娘と同じ大学に入学した親バカのシングルファーザー・ガタローと、父と同級生になった娘・さくらが、大学生活を送る中で絆を深めていく家族の愛の物語だ。小比賀親子の同級生役で、戸塚のほか、中川大志、今田美桜、小野花梨、ガタローの亡き妻・幸子役で新垣結衣も出演する。

現在の撮影現場の様子について戸塚は、「こういう状況下で、それぞれ不安だったと思います。僕もそういう不安や、久しぶりの福田組という緊張感もありました。ですが、現場にはみんなで協力し合うという仲間意識が初日からあったように感じます。ムロさんがそういう雰囲気を自然につくってくれて、キャストの方々、スタッフさんと乗り越えていけるんじゃないかなという現場の空気を、最初からずっと感じています」と語り、「ある時、(僕の役柄である)根来のYouTube撮影に“フェイスガーズ”という3人組が登場しまして。ムロさんと大志くんと僕の。カメラテスト中だけの限定登場だったので放送はされませんが、『どうも~フェイスガーズで~す』って(笑)。ピンチをチャンスに。すべてを笑いに変える現場です」とエピソードを明かす。

また、「役者を始めた当初からすごく尊敬する先輩」というムロに関しては、「現場での雰囲気づくりはどの現場でも素晴らしいんです。僕に対しては、昔からカメラが自分抜けの時に、『今、お前抜けたぞ、とか、好きなことしていいからな、全部返してやるから』と背中を押してくれたり、いいプレッシャーを与えてくださいます。これを話すと言わなくていいよとムロさんは言いますが、あえて言います。みんなを笑顔にするムロさんは、僕にとって最高にカッコいい存在です」と、全幅の信頼を寄せる。

個性的な根来だが、役づくりについて福田監督とは特に話をしていないそうで、「今はソーシャルディスタンスで。ほんと、髪の色くらいですね。『髪色いいね』っていう話くらいでした(笑)。髪色は、まずヘアメークさんの提案がありました。『YouTuberは明るい髪色のイメージだよね』という話から、青や赤などいろいろ提案していただいて、『青がいいんじゃないか』とこの髪色になりました。基本的に福田さんは、役者に自由にやらせてくださる方だと思うので、“それにしっかり胸を借りて思いっきりやる”というのが福田さんへの礼儀かなと思っています。自由度が高いからこそ、自分の武器を前面に出さないと福田さんも笑ってくださらないので、『戦いだな』といつも福田組では思っていますね」と、久々となる福田組で楽しみつつも、緊張感をもって撮影に臨んでいる。

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